「ジャスミン茶」と「緑茶」は同じお茶ではありませんが共通点もあります。
この記事では、そんな「ジャスミン茶」と「緑茶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ジャスミン茶」とは?
「ジャスミン茶」は、後述する「緑茶」の茶葉にジャスミン(茉莉花=マツリカ)の花の香りを付けた、中国茶の一種です。
中国語では茉莉花茶(モーリーフアチャー)といい、中国茶の中でも特に人気の高いフレーバーティーとなっています。
その製法は、原料となる「緑茶」の茶葉と咲き始めのマツリカの花を積み重ねることを繰り返し、マツリカの芳香を茶葉に吸着させてから花を取り除く、というものです。
飲用する際は、カップ等に茶葉を入れて熱湯を注ぐとしばらくして茶葉が開き、マツリカの濃厚で華やかな香りが楽しめます。
マツリカは中国福建省の省花であり、茶葉を美味しく飲むためにマツリカの花の香りを付けるこの飲み方が普及しました。
「ジャスミン茶」は中国の土産品としても人気が高く、お茶を淹れた時の茶葉の見た目が楽しめる工芸茶も作られています。
ちなみに、沖縄で飲まれている「さんぴん茶」も茶葉にマツリカの花の香りをつけたものです。
「緑茶」とは?
「緑茶」【りょくちゃ】とは、茶の葉を発酵させずに作ったお茶のことです。
ツバキ科の「チャノキ」という木の葉を摘み取り、蒸してから揉んで乾燥させた茶葉を指します。
私たちが普段「日本茶」と呼んで飲んでいる「煎茶」や「抹茶」、「焙じ茶」「番茶」などは全て同じチャノキの茶葉から作られており、これらは全て「緑茶」と総称されます。
「煎茶」や「抹茶」で淹れたお茶の水色は「緑茶」の名のとおり緑色ですが、「焙じ茶」や「番茶」は茶葉を炒るので水色は褐色になります。
一般には「煎茶」や「玉露」が「緑茶」と呼ばれ、ほかのお茶は「緑茶」と呼ばず、それぞれの名前で呼ばれることが多いでしょう。
「緑茶」は、芳香と心地良い苦味やうま味があり、古くから日本人に親しまれてきました。
さらに健康に良い成分が含まれることから、健康管理のために毎日飲用することがすすめられています。
「緑茶」に含まれる成分で有名なのは「カテキン」です。
「カテキン」はお茶の苦味や渋みのもとになる成分で、高い抗ウイルス作用、抗菌作用、消臭作用などを持っていることがしられています。
また体脂肪を低減させる効果が期待できるとして、カテキンの含有量を高めた「緑茶」が機能性表示食品として製品化されています。
カフェインが多く含まれるため、飲み過ぎると交感神経が興奮して夜に眠れなくなったり動悸がしたりすることがあります。
そのため、1日に飲む量は5杯くらいまでにするのが丁度よいともいわれます。
「ジャスミン茶」と「緑茶」の違い
「ジャスミン茶」と「緑茶」の違いを、分かりやすく解説します。
「緑茶」はチャノキの茶葉から作られた、発酵させていないお茶です。
日本茶と呼ばれるお茶はほとんどが「緑茶」です。
「ジャスミン茶」は、その「緑茶」にジャスミン(マツリカ)の花の香りを付けた中国のお茶です。
原材料は同じチャノキの茶葉ですが、製法が異なるため、それぞれ特長の異なるお茶に仕上がっています。
まとめ
「ジャスミン茶」は「緑茶」にジャスミンの花の香りを付けたものです。
「ジャスミン茶」は中国茶、「緑茶」は日本のお茶ですが、実は原材料となる茶葉は同じということになります。