「コニャック」と「ブランデー」はどちらも高級な洋酒ですがどのような意味の違いがあるのでしょうか。
今回は、「コニャック」と「ブランデー」の違いを解説します。
「コニャック」とは?
「コニャック」とは、「フランスのコニャック地方で生産される蒸留酒」です。
「コニャック」の使い方
フランスのコニャック地方で製造される蒸留酒で、腹材料や使用する生産設備など法律で定められる条件を満たした酒のみに許されるブランド名です。
白ワイン用葡萄品種であるユニブランを原材料に銅製のポットスチルによる単式蒸留を二度行って生産されるアルコール度数70%以上の蒸留酒をオーク材で作られた樽で2年以上寝かせてた酒のみが「コニャック」を名乗ることを許されます。
世界的に知られる酒の一つであり甘く芳しい芳醇な味と香りで世界中の酒好きを虜にしています。
「ブランデー」とは?
「ブランデー」とは、「秩序を原材料にして生産される蒸留酒の総称」です。
「ブランデー」の使い方
ブドウやサクランボ、リンゴなどの果実を原材料に作られる醸造酒を蒸留しアルコール度数を高めて作る酒が「ブランデー」です。
一般的にはワインを蒸留して作る酒を指し、アルコール度数が非常に高く果実の甘い香りが楽しめることからゆっくりとくゆらせながら香りを楽しむようにして味わいます。
「コニャック」と「ブランデー」の違い
「コニャック」はコニャック地方で生産される果実を原料とした蒸留酒を指すのに対し、「ブランデー」は果実酒を蒸留して作る蒸留酒の総称です。
「コニャック」は「ブランデー」のうち生産地と製法が限定された特別な酒を指す言葉で、蒸留酒の総称である「ブランデー」の中に「コニャック」も含まれます。
まとめ
「コニャック」と「ブランデー」は特定の蒸留酒を指す名称と蒸留酒の総称いう関係です。
日本でまだ洋酒が身近でなかったころは「ブランデー」といえば「コニャック」だった時代もありますが、現在でははっきり区別して使われているので混同しないよう注意して下さい。