この記事では、「ツルムラサキ」と「オカワカメ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ツルムラサキ」とは?
ツルムラサキ科のつる性植物の一種です。
野菜として食べられており、旬は夏です。
ハウス栽培によって通年出回っていますが、6月から8月にかけてが最も出荷量が多くなる時期です。
中国南部から東南アジアにかけて栽培されており、日本では福島県や宮城県などで主に栽培されています。
葉は緑色、茎は緑のものと赤紫のものがあります。
100gあたりの栄養素は、βカロテン2900μg、葉酸78μg、食物繊維2. 2g、カルシウム150mgとなっています。
緑黄色野菜に分類される野菜です。
ゆでたものを切るとねばりがあります。
おひたし、ごま和え、炒め物、てんぷらなどにして食べることが一般的です。
「ツルムラサキ」の言葉の使い方
ツルムラサキ科のつる性の植物の一種を指して用いる言葉です。
茎が緑のものと赤紫のものがありますが、どちらもこの名で呼んでいます。
「オカワカメ」とは?
ツルムラサキ科のつる性植物の一種です。
南アメリカの熱帯地域が原産とされています。
日本では5月から10月ころまで出回っており、主に大分県で栽培されています。
葉には厚みがあり、広い形をしており、加熱するとぬめりがでます。
ぬめりがある点や食感はワカメに似ています。
葉のわきにはむかごができ、むかごも食べることができます。
栄養価が高く、葉酸、カルシウム、鉄、亜鉛などを多く含んでいます。
家庭菜園で比較的簡単に栽培することが可能です。
寒さに弱く、冬は地上部が枯れてしまいますが、暖地であればマルチングをして越冬させることができます。
つるを伸ばして、夏には緑のカーテンにすることもできます。
その場合は、ネットと支柱を使用します。
生のままでも食べることができますが、加熱をした方がクセが少なく食べやすいです。
サラダ、てんぷら、和え物、おひたしなどにして食べられています。
「オカワカメ」の言葉の使い方
ツルムラサキ科のつる性の一年草の一種を指して用いる言葉です。
「ツルムラサキ」と「オカワカメ」の違い
どちらもツルムサキ科のつる性植物で、加熱をするとぬめりが出る点は同じですが、それぞれ別の植物です。
どちらも緑色の葉をしており、栄養価が高いことが特徴です。
「ツルムラサキ」は味にややクセがあるのですが、それに比べると「オカワカメ」の方がクセが少ないです。
葉の形は「オカワカメ」の方が丸に近いようなハート型をしています。
「オカワカメ」は葉を主に食べるのですが、「ツルムサキ」は茎も食べます。
また、「オカワカメ」はむかごができて、これを食べることができます。
葉の食べ方は、おひたし、和え物、てんぷらなど、どちらも同じような方法です。
まとめ
ツルムサキ科のつる性植物で、加熱をするとぬめりがある点が似ている植物ですが、葉の形、どこを食べるのか、栄養価などに違いがあります。