この記事では、「スギ」と「ヒノキ」の違いについて紹介します。
スギとは?
スギはヒノキ科に属する常緑針葉樹で、日本では幅広く分布しています。
山地に自生していますが、植林されたものもあります。
古くから木材として使われてきた歴史があり、建材や船舶材として利用されてきました。
スギは真っすぐ育つので、木目が直線的です。
柔らかいので加工しやすく、狭い土地でも沢山植えることができます。
成長も速いので経済的です。
そのためスギを沢山植林しましたが、スギは春に花粉を大量に飛散するため花粉症の原因にもなっています。
花粉症はアレルギー疾患の1つで、花粉が体内に入ることで免疫が過剰に反応し鼻水やくしゃみといった症状が出ます。
最近では花粉が少ないスギなども開発されました。
ヒノキとは?
ヒノキはヒノキ科に属する針葉樹です。
ヒノキも幅広く分布していますが、雪が多い日本海側の地域にはあまり分布していません。
乾燥した場所を好みます。
自生しているものもありますが、ヒノキの多くは植林されたものです。
ヒノキは高級木材として知られ、建材や家具などに使われています。
ヒノキには独特の香りがあり、アロマなどに使われることもあります。
木材としては軽くて柔らかいですが、年数が経過すると硬くなり重量も増します。
スギとヒノキの違い
スギもヒノキも木材として家具や建物などに使われますが、ヒノキの方が高級木材として知られており値段も高いです。
スギの方が成長するのが早く、ヒノキは成長するまで時間がかかります。
ヒノキの方が手間も時間もかかるので、値段も高くなります。
また、スギの方がヒノキよりも木目がはっきりしています。
ヒノキはツヤがあって木肌が美しく、独特の香りもあります。
それからどちらの花粉も花粉症の原因として知られていますが、飛散する時期はスギの方が早いです。
まとめ
木材としてはスギの方が柔らかく、価格が安いです。
ヒノキは高級素材として知られ、年数の経過と共に硬くなります。