この記事では、「ジン」と「ウォッカ」の違いについて紹介します。
ジンとは?
ジンはスピリッツという種類に分類される蒸留酒の1つで、大麦やジャガイモ、ライ麦などを原料としています。
そのまま飲むこともありますし、カクテルの材料にもなります。
蒸留する際にジュニュパーベリーと呼ばれるセイヨウネズの実や薬草成分を加えています。
そのため独特の香りが口の中に広がります。
名前の由来はジュニュパーベリーで、それがジュニエーブルやジュネ―ヴァに変化し最終的にジンというようになったといわれています。
ジンを使ったカクテルには、ジン・トニックやマティーニ、アラスカ、ギブソン、ジン・ライム等があります。
ウォッカとは?
ウォッカもスピリッツに分類される蒸留酒の1つで、大麦やライ麦、ジャガイモなどの穀物を原料としています。
ウォッカは白樺の炭でろ過して作るのが特徴で、クセが少なくまろやかな味わいが魅力のお酒です。
香りはついていませんが、香りをつけたフレーバー・ウォッカもあります。
また、ロシアや東欧ではストレートで飲むことが多いですが、それ以外の地域ではカクテルの材料として親しまれています。
ウォッカを使ったカクテルには、ブラディ・マリーやモスコ・ミュール、ソルティ・ドッグ、ウォッカ・マティーニ等があります。
ジンとウォッカの違い
ジンとウォッカはどちらもスピリッツに分類される蒸留酒ですが、製造工程に違いがあります。
ジュニュパーベリーや薬草成分で香りづけしているのがジンで、白樺の炭でろ過して作るのがウォッカです。
そのためジンは独特の香りがあり、口に含んだ時に苦みや薬草の風味が感じられます。
ウォッカには香りは付いておらず、後味もスッキリしています。
ウォッカには不純物がほとんど含まれていないので、クセのないまろやかな味になります。
まとめ
どちらも蒸留酒ですが、独特の風味があるのがジンでクセがなくまろやかなのがウォッカになります。