「カレー」と「シチュー」の違いとは?分かりやすく解釈

「カレー」と「シチュー」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「カレー」「シチュー」の違いについて紹介します。

カレーとは?

カレーとは、肉や魚、野菜などの食材を様々なスパイスを使って煮込んだインド発祥の料理のことをいいます。

カレー粉やカレールウを使って味付けしているのが特徴です。

カレーは世界的にも人気の高い料理で、日本でも家庭料理として食べられています。

学校給食などにも提供されていますし、レトルト食品などもあります。

また、カレーの専門店も多数存在しています。

インドが発祥ですが、インドには「カレー」という名前の料理はありません。

インドでは沢山の香辛料を使った煮込み料理がありますが、食材や香辛料の種類によって名称が異なります。

それを一まとめにして外国人がカレーと呼んでいるのです。

それが世界各地に伝わり、独自の進化を遂げていったのです。

日本にカレーが伝わったのは、1868年とされています。

イギリスの商人によって持ち込まれました。

本場であるインドのカレーはサラサラのスープのようですが、日本のカレーはとろみがあります。

日本人の好みに合わせてアレンジした結果、手軽にカレーが作れるカレールウが販売されるようになり、ご飯にとろみのあるカレーをかけて食べるスタイルが確立しました。

とろみのないカレーはスープカレーと呼ばれています。


シチューとは?

シチューとは、肉や魚介類、野菜などをスープやソースで長時間煮込んだ料理のことをいいます。

16~17世紀頃にフランスで誕生した料理とされ、日本には明治時代頃に伝来しました。

日本で定番のシチューというと、ビーフシチューやクリームシチューがあります。

ビーフシチューはイギリス生まれのシチューで、牛肉や野菜を赤ワインやトマトをベースにしたスープで煮込むものです。

日本では洋食レストランのメニューとして明治時代に取り入れられました。

それからクリームシチューは、日本生まれのシチューです。

ホワイトシチューと呼ばれることもあり、白い色をしています。

スープに牛乳や生クリームを加え、肉や野菜などを煮込んだ料理です。

クリームシチューはクリームとシチューを合わせた和製英語で、ハウス食品がクリームシチューのルウを販売したことで広まりました。

日本で生まれたものなので、ご飯に合う味になっています。


カレーとシチューの違い

カレーとシチューは、どちらも肉や魚、野菜を煮込む料理であることは共通しています。

カレーとシチューの違いは、スパイスを使用しているかどうかにあります。

スパイスを使用しているのがカレーで、シチューは使用していません。

また、カレーはインドが発祥で、シチューはヨーロッパが発祥です。

クリームシチューは日本で誕生しました。

まとめ

カレーはスパイスを沢山使用している煮込み料理で、シチューはスパイスを使わない煮込み料理というところに違いがあります。

シチューの中でもクリームシチューは、日本で生まれた料理になります。