秋になると、樹木の葉が色づく植物として、「もみじ」や「いちょう」があります。
この記事では、「もみじ」と「いちょう」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もみじ」とは?
「もみじ(紅葉・黄葉)」とは、晩秋に木の葉が赤色や黄色になることや、その葉のことを表しています。
また、「もみじ」は「かえで(楓)」の別の呼び方でもあり、赤くなった「かえで」の葉のことを指すこともあります。
「いちょう」とは?
「いちょう(銀杏・公孫樹・鴨脚樹)」とは、イチョウ科イチョウ属の落葉高木の植物のことを言います。
裸子植物で、雌雄は異株です。
「いちょう」の葉は扇形をしていて、秋に黄色くなります。
また、種子である銀杏(ぎんなん)がなり、皮を除いて食用としています。
「もみじ」と「いちょう」の違い
「もみじ」と「いちょう」の違いを、分かりやすく解説します。
「もみじ」とは、晩秋に木の葉が赤色や黄色になることや、その葉のことを言います。
または、「かえで」のことや、「かえで」の赤くなった葉のことを意味しています。
「いちょう」は、イチョウ科イチョウ属の落葉高木の植物のことです。
「もみじ」は「かえで」のことや、その他、晩秋に木の葉が赤や黄色に色づくことなどを言いますが、「いちょう」は、イチョウ科イチョウ属の落葉高木のことを指すので、この点が異なっています。
まとめ
「かえで」は種類によって、樹液をメープルシロップに加工できる植物としても知られています。
一方、「いちょう」の種子である「銀杏」の外種皮は、非常にニオイが臭いので、取り扱いには十分気を付けるようにしましょう。
年によって、同じ樹木でも木の葉の色づき具合が違って見えることがあります。
その理由の一つとして、気温の寒暖差があり、その差が大きいと、赤色や黄色がキレイに見えやすくなるようです。
どちらも晩秋に木の葉が色づくのを目で楽しむことができます。
さらに樹液や種子などを舌で美味しく味わうこともできるのは、とても嬉しいことですし、ありがたい自然の恵みです。