「サイベリアン」と「ノルウェージャン」の違いとは?分かりやすく解釈

「サイベリアン」と「ノルウェージャン」の違い動物・植物・昆虫

この記事では、猫の「サイベリアン」「ノルウェージャン」の違いについて紹介します。

サイベリアンとは?

サイベリアンはロシア原産の猫で、その名前にはシベリアという意味があります。

サイベリアン・フォレスト・キャットと呼ばれることもありますが、シベリアの森に住む猫という意味になります。

極寒の地であるシベリアで生きているだけに、豊かな長い被毛をしています。

足の裏にも房毛と呼ばれる被毛があります。

そのため冷たい雪の上でも歩くことができます。

サイベリアンの起源についてはよく分かっていませんが、アンゴラやペルシャが源流ともいわれます。

ロシアのみで繁殖が行われていましたが、1990年代に冷戦が終結するとサイベリアンもアメリカに渡りました。

アメリカでも人気となり、ペットとしても飼われています。

日本では秋田県知事がプーチン大統領に送った秋田犬の代わりに、サイベリアンのミール君が贈られたことで知名度が高まりました。

サイベリアンは運動能力が高く、活発に動き回ります。

被毛が3種類のトリプルコートになっているため、飼う際にはブラッシングをこまめに行う必要があります。

それから夏などは熱がこもってしまうので、熱中症対策も欠かせません。


ノルウェージャンとは?

ノルウェージャンはノルウェーを原産とする猫で、本来はノルウェージャンフォレストキャットといいます。

ノルウェーの森に住む猫という意味になります。

ノルウェージャンは寒さが厳しいノルウェーの森にいるので、その環境に適応するために豊かな被毛を持っています。

ダブルコートになっており、指の間にも長い毛束が生えています。

それにより雪道も歩くことができます。

また、運動神経が良く、木や岩場に上って獲物を獲ることもありました。

そのため今でも高いところを好みます。

夏場は熱中症の危険があるので、エアコンをかけるなど暑くなりすぎないようにすることが重要です。

ノルウェージャンはノルウェーでは昔からよく飼われていた猫で、北欧神話にも登場します。


サイベリアンとノルウェージャンの違い

サイベリアンもノルウェージャンも長く豊かな被毛ですが、サイベリアンはトリプルコートでノルウェージャンはダブルコートになっています。

サイベリアンの被毛は一番外側が硬くて太く、二番目がフワフワの柔らかい毛です。

その下に短く密集した毛があります。

シベリアという極寒の環境に生きるためこのような被毛になったのでしょう。

ノルウェージャンダブルコートで、雪や風などから身を守る厚手の毛と保温性があるフワフワの毛があります。

シベリアの方がノルウェーよりも寒いので、サイベリアンの被毛はトリプルコートが適しているのでしょう。

まとめ

サイベリアンはロシア原産の猫で、ノルウェージャンはノルウェー原産の猫です。

被毛はどちらも長毛で豊かですが、サイベリアンはトリプルコートになっていてノルウェージャンはダブルコートになっています。