大学生活に欠かせない「サークル」と「部活」は具体的にどこが違うのでしょうか。
この記事では、「サークル」と「部活」の違いを分かりやすく説明していきます。
「部活」とは?
「部活」【ぶかつ】は、学校の放課後に行なう運動・文化などの活動のことです。
正式には「部活動」といいます。
これは、小学校から大学・専門学校までの各教育機関において、学校が正式に認可した団体で行われる活動です。
学校から補助金や設備が援助されますが、部を運営するためには顧問をつけること、申請や活動報告などの複雑な手続きを行うことなどさまざまな規律を守る必要があります。
基本的に「部活」は、スポーツ大会や文化活動のコンクールなどで良い成績を残すという目的があるため、週4~5回は活動するなど練習は厳しいものとなりがちです。
高校、大学と進学するにつれ、「部活」の練習はよりハードになる傾向があります。
「サークル」とは?
「サークル」とは、大学生が運動・文化・レクリエーションなどをするために団体を起ち上げて行う活動です。
「サークル」は、大学から認可が降りなくても運営できる「部活」に似た活動で、大学の規制がないため自由なテーマで起ち上げることができます。
顧問や複雑な活動報告は不要で、活動内容は束縛されません。
「大会に出場して良い成績を残す」という目標がないため、のびのびと活動できる雰囲気があります。
ただし「部活」のように大学から予算や設備を提供してもらえないことが多く、自分たちで資金を調達しなければならないデメリットもあります。
「サークル」は、運動や文化活動のほか、趣味やレクリエーションを楽しむ目的の団体も存在します。
また、表向きは運動や文化活動がテーマでも、親睦を深めたり飲み会を開いたりするためにメンバーを集めるケース、飲酒するための「飲みサー」など、活動内容はさまざまです。
「サークル」に似ている団体には「同好会」【どうこうかい】があります。
「同好会」は同じ趣味を持つメンバーが集まる 小規模な団体で、「サークル」のように無認可で運営することができます。
「サークル」と「部活」の違い
「サークル」と「部活」の違いを、分かりやすく解説します。
「サークル」と「部活」は、学校の放課後に行なう運動・文化などの活動です。
活動内容は似ていますが、運営の仕方、学校との関わり方は異なります。
大きな違いは大学(学校)から認可されているかどうかという点です。
「部活」は学校から正式な活動として認められ、援助を受けながら目的を持って活動を行うものです。
「サークル」は学校から正式な活動として認められなくても運営が可能ですが、援助を受けることができません。
ただし、大会に出場して良い成績を残すなどの束縛がないため、自由な雰囲気で活動することができます。
なお、大学によっては「サークル」と「部活」の境界線がはっきりしていない場合もあります。
まとめ
「サークル」と「部活」はよく似ています。
ただし、運営の仕方、練習のハードさ、雰囲気が異なります。