この記事では、「カナヘビ」と「トカゲ」の違いを分かりやすく説明していきます。
庭先にいる生き物を区別しましょう。
「カナヘビ」とは?
カナヘビとは、ニホンカナヘビのこと。
日本の軒先に姿をあらわす、ひょっこりした生き物です。
体全体が茶色っぽく、瞳はブラック、長いしっぽを持っています。
「カナヘビ」の「カナ」は「かわいい」から来たという説もあるくらい、愛くるしい姿をしています。
ちなみに食べ物は生きている虫。
コンクリートや土をぺたぺたと歩いて、小さなクモやミミズ、バッタなどの虫を丸のみします。
昼間は日向ぼっこをしに表に出てきますが、夜になると寒さから身を守るために葉っぱや石の下にもぐって眠ります。
カナヘビは静かで扱いやすく、6年から10年ほど生きるご長寿さんです。
最近はペットとして飼う人も増えています。
「トカゲ」とは?
トカゲとはトカゲ亜目の、爬虫類のこと。
小さな恐竜のような見た目をしていて、実にワイルドです。
その種類はとても多く、確認されているだけで5,000種近いトカゲがいます。
カメレオンやヤモリ、イグアナもトカゲの仲間です。
フトアゴヒゲトカゲやローソンアゴヒゲトカゲなど、人気の種類も出てきています。
犬や猫のように臭いがしなく、ワンワンと吠えることもないので、最近では「マンションでも飼いやすいペット」として急上昇しています。
ブルーやイエローなど派手な色彩のトカゲは、陽気な南国ムードを感じさせてくれます。
「カナヘビ」と「トカゲ」の違い
「カナヘビ」と「トカゲ」の違いを、分かりやすく解説します。
おさらいするとトカゲは、5,000種近い爬虫類の総称のこと。
玄関などドアの陰にひっそり隠れていることから「トカゲ」と呼ばれるようになりました。
色々な爬虫類をまとめた名前なので、厳密にいえばカナヘビもトカゲの仲間にはいります。
ちなみに動物園や水族館で見かけるエリマキトカゲ、オオトカゲ、ヤモリもトカゲのグループにはいります。
トカゲのひとつであるカナヘビは、全体的に薄茶色のボディをしています。
小さな瞳と小さな手、そして胴体と同じくらい長いしっぽを持っています。
つゆ草の上や、道路のコンクリートの隅、植木鉢の下など色々な場所に潜んでいます。
カナヘビはビックリすると、しっぽを切って逃げます。
このとき切れたしっぽには神経が残っています。
そのため切れた後も、バタバタと動き続けています。
このような働きをするのは、敵の目をあざむいてその隙に逃げるためです。
まとめ
「カナヘビ」と「トカゲ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
トカゲは世界に5,000種類程度いる、爬虫類の総称です。
そしてこのグループに入っているのが、カナヘビです。
ニホンカナヘビといわれることもあり、茶色っぽい姿と長いしっぽを持っています。
とても静かな性格をしていて寿命も長いので、人気のペットになっています。
色々な生き物を知って、暮らしに役立ててみてください。