幼児の栄養摂取にふさわしい飲み物として「フォローアップミルク」と「牛乳」がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「フォローアップミルク」と「牛乳」の違いを解説します。
「フォローアップミルク」とは?
「フォローアップミルク」とは、「乳幼児期に不足しがちな栄養を配合した子ども向けミルク」のことです。
「フォローアップミルク」の使い方
満9ヶ月から3歳くらいまでを対象にしたミルクで、子どもの成長に必要な栄養素を豊富に含んでいます。
体の成長が期待される乳幼児期は十分な栄養を摂取しないと発育に支障が出る恐れがありますが日常の飲食だけで十分な栄養を摂取するのは簡単ではありません。
子どもが必要な栄養を十分摂取できるように不足しがちな栄養素を配合した栄養バランスを整えるためのミルクが「フォローアップミルク」です。
「牛乳」とは?
「牛乳」とは、「牛の乳を絞った飲み物」のことです。
「牛乳」の使い方
母牛が子牛に与えるのと同じ乳を搾って殺菌し安全に飲めるようにした飲み物を指します。
法律により「牛乳」を名乗れるのは成分を調整していないものだけと決められており、栄養や味を整えるため別の成分を加えたものは「牛乳」ではありません。
「フォローアップミルク」と「牛乳」の違い
「フォローアップミルク」と「牛乳」の違いは「成分調整」です。
牛の乳を主原料にタンパク質や鉄など子どもの成長に必要な栄養素を加えた栄養強化ミルクが「フォローアップミルク」、牛の乳から絞った状態で成分を調整していないそのままの飲み物が「牛乳」という成分調整の有無の違いで区別されます。
「フォローアップミルク」は満3歳くらいまでの子ども向けの飲み物なのに対し、「牛乳」は子どもから大人まで年齢を問わない飲み物です。
まとめ
「フォローアップミルク」と「牛乳」は含まれる栄養成分と製造方法が異なります。
どちらも成長に良い効果が期待される飲み物なのでそれぞれの特徴を正しく理解した上で子どもに与えてください。
