この記事では、「ピロシキ」と「カレーパン」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「ピロシキ」とは?
「ピロシキ」は「пирожки」とロシア語表記します。
「ピロシキ」は、「東欧料理の総菜パンのことで、小麦粉を練った生地にいろいろな具材を包み、オーブンで焼くか、油で揚げて作るもの」という意味があります。
「ピロシキ」は、ロシア、ウクライナ、ベラルーシなど、ロシアと隣接する東欧諸国で人気の総菜パンを指します。
「ピロシキ」は、カレーパンとよく形が似ていて、アーモンドのような形をしています。
大きさは幅10cm前後で、生地に関しては、パン生地やパイ生地などがあります。
具は多種多様で、ひき肉やレバーなどの食肉や、サケやチョウザメなどの魚、茹で卵やチーズ、ご飯やジャガイモなどの野菜も入っていることがあります。
また、お菓子として、甘い「ピロシキ」が作られることもあり、この場合は、ジャムや果物が入っています。
日本で「ピロシキ」と言えば、揚げたものが一般的ですが、東欧諸国、ロシアでは、焼いたものが一般的になっています。
「カレーパン」とは?
「カレーパン」は、「日本の総菜パンの一つで、カレーを具とするパンのこと」という意味があります。
「カレーパン」の厳密な定義はありませんが、一般的には、パン生地の中に、カレーを入れて、油で揚げたものを指します。
具材のカレーは、キーマカレーの場合もあれば、チキンカレー、ビーフカレーがあるなど、様々です。
「カレーパン」の起源は、東京都江東区の『名花堂』の2代目店主・中田豊治が1927年に実用新案に登録した「洋食パン」が始まりという説があります。
「具の入ったパンをカツレツのように揚げる」というアイデアで、カレーという文字は見られず、どちらかと言えば、「ピロシキ」をイメージさせる内容になっています。
他にも、練馬区の『デンマークブロート』の創業者が発明したという説がありますが、この時代に、洋食普及したため、カレーライスをパンの具材に使うという動きは、全国であったと考えることができます。
「ピロシキ」と「カレーパン」の違い
「ピロシキ」と「カレーパン」の違いを、分かりやすく解説します。
「ピロシキ」は、「東欧料理の総菜パンのことで、小麦粉を練った生地にいろいろな具材を包み、オーブンで焼くか、油で揚げて作るもの」という意味があります。
一方「カレーパン」は、「日本の総菜パンの一つで、カレーを具とするパンのこと」という意味があります。
このように「ピロシキ」は、ロシアや東欧の総菜パンのことを意味し、「カレーパン」は日本の総菜パンを意味するという違いがあります。
また「ピロシキ」は、具材が様々なのに対して、「カレーパン」は、具材がカレーに限定されるという違いがあります。
まとめ
「ピロシキ」と「カレーパン」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、パンを購入するときに役立つかもしれません。