この記事では、「ピクルス」と「マリネ」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「ピクルス」とは?
「ピクルス」は「pickles」と英語表記します。
「ピクルス」は、「野菜を香辛料などで調味した酢につけた西洋風漬物のこと」という意味があります。
「ピクルス」に使う野菜として代表的なものが、小さなキュウリであるガーキンや、キュウリ、玉ねぎ、カリフラワー、人参などになります。
どの野菜も、歯切れのよい野菜で、夏野菜が中心になっています。
これらの野菜を塩漬けした後で、香辛料と一緒に酢漬けにすることで、長期間保存することができます。
「ピクルス」は、ハンバーガーの付け合わせとしての相性が良く、横に添えられていたり、刻んだものが具材として入っています。
サンドイッチやホットドッグのトッピングとしても人気があり、また、カレーライスの薬味にすることもあります。
さらに「ピクルス」とマヨネーズなどを足して、タルタルソースを作ることもあります。
「マリネ」とは?
「マリネ」は「marine」とフランス語表記します。
「マリネ」は「生魚や生肉や揚げた魚などを、酢と塩、油とワインに、香味野菜や香辛料を加えた汁に漬けること。
また、その料理のこと」という意味があります。
「マリネ」を漬け込む液のことを、「マリネ液」または、「マリナード」と呼ぶことがあります。
「マリネ」で漬け込む具材として代表的なのが、スモークサーモン、ニシンで、玉ねぎなどの野菜と一緒に、酢やレモン汁からなる汁に浸します。
フランスをはじめ、南欧の調理法として一般的ですが、「マリネ」は世界中で使われている調理法になります。
例えば、日本の「南蛮漬け(なんばんづけ)」は、アジの唐揚げを、酢やレモン、砂糖などを混ぜたつけ汁に、玉ねぎの輪切りなどと一緒に付け込んだもので、「マリネ」の一種と言うことができます。
「ピクルス」と「マリネ」の違い
「ピクルス」と「マリネ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ピクルス」は、「野菜を香辛料などで調味した酢につけた西洋風漬物のこと」という意味があります。
一方で「マリネ」は「生魚や生肉や揚げた魚などを、酢と塩、油とワインに、香味野菜や香辛料を加えた汁に漬けること。
また、その料理のこと」という意味があります。
どちらも、酢などにつける料理という共通の意味があります。
ただし「ピクルス」は西洋風の漬物で、つけるのは野菜なのに対して、「マリネ」は魚や肉などをつけこむ料理という違いがあります。
まとめ
「ピクルス」と「マリネ」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、酢漬けの料理を作る時、またスーパーで漬物などを購入する時の参考になるのではないでしょうか。