この記事では、「タルトタタン」と「アップルパイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「タルトタタン」とは?
キャラメリゼしたリンゴを型に入れ、その上にタルト生地をかぶせてして焼いた食べものです。
取り出すときにはひっくり返します。
つまり、パイ生地が下、リンゴが上になるのです。
キャラメリゼとは、砂糖を熱して茶色い飴のような状態にすることです。
「タルトタタン」は、バターと砂糖を一緒に煮たものに、リンゴを加えてキャラメル色にします。
これを型に入れて、その上にタルト生地をかぶせます。
タルト生地は、薄力粉、砂糖、バター、卵を混ぜ合わせて作ります。
生まれたきっかけは諸説ありますが、この食べものは、ホテル「タタン」で誕生したといわれています。
姉と妹で経営していたホテルです。
あるとき、忙しさのあまり、リンゴのパイを作るときに、パイ生地を敷くことを忘れてしまいました。
それを取り繕うために、生地をかぶせました。
これが好評で、以後その食べ物が客に出されるようになったといわれています。
「アップルパイ」とは?
形にパイ生地を敷き、そこに砂糖で煮たリンゴを入れて、上にパイ生地のフタをかぶせて焼いた食べものです。
パイ生地の器の中にリンゴが入っており、パイ生地でフタがされています。
形は長方形、半円形、円型などさまざまです。
使用するリンゴは砂糖で煮たもので、キャラメルのようになるまで煮ることはしません。
クリームやアイスなどを添えて食べることもあります。
「タルトタタン」と「アップルパイ」の違い
「タルトタタン」と「アップルパイ」の違いを、分かりやすく解説します。
2つの違いは、パイ生地あるいはタルト生地の位置です。
前者は下に生地を敷かず、上にかぶせるだけです。
後者は生地で器を作り、その中にリンゴを入れて、上にも生地をかぶせてフタをします。
まとめ
使用している材料が似ていますが、2つのものは生地の位置に違いがあり、違う食べものとして扱われています。