山梨は果物王国と呼ばれていて、季節ごとに沢山の果物が獲れることで有名です。
その中でも一番有名なのは食べても良し、ワインにしても美味しい「ぶどう」でしょう。
しかし、ジュースとして飲むときは「グレープ」と言いますよね。
なぜでしょうか。
この記事では、「ぶどう」と「グレープ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ぶどう」とは?
「ぶどう」とは「ブドウ」あるいは「葡萄」とも表記しますが、ブドウ科のツルになる果物の総称で、紀元前3000年頃には、すでにヨーロッパで栽培が始まっていました。
品種は膨大な数にのぼり、日本でも多くの品種が栽培されています。
その中でも「巨峰」は「ぶどうの王様」と呼ばれ、品種改良にも利用されています。
他にも「マスカットオブアレキサンドリア」、「ピオーネ」、「デラウェア」、「シャインマスカット」などが人気の品種です。
また、ワインの原料としても有名です。
日本での収穫量の1位は山梨です。
「グレープ」とは?
「グレープ」とは、英語の「grape」をカタカナで表記したもので、「ぶどう」のことを指す言葉です。
「ぶどう」に関しては前述の通りです。
「グレープフルーツ」になぜ「グレープ」が入っているのかに関しては、木になっている様がぶどうによく似ているからだと言うのが定説です。
「ぶどう」と「グレープ」の違い
「ぶどう」と「グレープ」の違いを、分かりやすく解説します。
前述のように、「グレープ」は日本語にすれば「ぶどう」なので、結論から言ってしまえば、「ぶどう」と「グレープ」は元々は同じものです。
しかし、英語の「グレープ」という言葉が日本で使われるようになって年月が経つうちに、「グレープ」という特別な単語を使うシチュエーションというものが徐々にできていています。
その結果として、例えばジュースやゼリーなどの加工品の名前として「グレープ」が使用されるケースが多くなっています。
まとめ
基本的には「ぶどう」も「グレープ」も同じブドウ科の果物」を指す言葉なのですが、前述のように、使われ方は違っています。
これは、他の多くの外来語と同様に、特有の使用状況の分岐が起こった結果なのです。