この記事では、「うずら豆」と「金時豆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「うずら豆」とは?
「うずら豆」は、北米産の豆で、加熱する前はウズラという鳥の卵に似たような色をしている豆です。
この豆の特徴は、水分を含ませることで食物繊維が増えるという特徴があり、水でふやかすと、体積が増えます。
だから、水煮などの料理と相性が良く、ふやかすという調理法を行うことが多いです。
というのも、煮るという選択をしないと豆という食べ物は、食物繊維が壊れて増えないがゆえ、食感がものすごく悪く、硬かったりもっちりとした食感が楽しめないというデメリットがあるがゆえ、まず豆という食べ物は煮るというのは、食感を重視するがゆえになります。
「金時豆」とは?
「金時豆」は、メキシコ産の豆で、見た目は小豆です。
しかしながら、この豆は、煮ると体積が増えて食物繊維が増えるという特徴があるので膨張します。
ただ、豆という食べ物は、大抵煮ると体積が増えて膨張するのでこの豆だけが特徴として煮れば体積が増えるという特徴を持っているわけではないので注意です。
「うずら豆」と「金時豆」の違い
両者は同じインゲン種ですが、見た目が違います。
「うずら豆」は、ウズラの卵に似ていて煮れば小豆のようになりますが「金時豆」は初めから小豆の様です。
なお、「うずら豆」は、煮ると体積の膨張がかなり大きいので食感がもっちりになりますが、「金時豆」はそれほど体積が増えないので小豆のもさっとした食感のままです。
まとめ
「うずら豆」と「金時豆」は両者ともインゲン種になり、煮れば体積が増えますが、「うずら豆」側のほうが体積の増える量が大きいです。
よって、「うずら豆」はもっちり食感で、「金時豆」は小豆と同じもっさりした触感になります。
両者の食感の違いについては、豆特有の水に浸して煮れば食物繊維の結合が緩みまくり柔らかくなるという利点に違いがあり、緩みまくる量が大きいのが「うずら豆」になるがゆえ、食感が柔らかく持っちりしています。
ですが、食感が柔らかくなくともあんこという食べ物にすれば、おいしく食べることが可能なので、「金時豆」はあんこにすることが実は可能です。
もちろん、「うずら豆」もあんこにできますが、こっちは、ねっとり食感が強くなるのでぜんざいに使用することもあります。