この記事では、「ウスターソース」と「中濃ソース」の違いについて紹介します。
ウスターソースとは?
ウスターソースは、野菜や果物に香辛料、塩、砂糖などを加えて熟成させた液体調味料のことをいいます。
メーカーによって使用している原料は異なりますが、野菜にはトマトや玉ネギ、セロリ、ニンジン等を使用します。
果物にはリンゴやプルーン、デーツ等を使うことが多いです。
ウスターソースは製造過程で、野菜や果物の繊維質はろ過してあります。
そのため粘度が低くさらっとしています。
香辛料がきいた辛口のソースで、料理の隠し味に使われることもあります。
中濃ソースとは?スとは、ウスターソース類に分類される液体調味料の一つです。
ウスターソース類には、ウスターソース・中濃ソース・濃厚ソースの3種類があります。
野菜や果物が使われていますが、果物の量が多いのが濃厚ソースです。
濃厚ソースは甘口で、果物の繊維も多く含まれているのでとろみもあります。
その濃厚ソースとウスターソースのちょうど中間にあるのが中濃ソースです。
甘味もあり、適度なスパイシーさもあるソースで、濃厚ソース程ではありませんがとろみもあります。
ウスターソースと中濃ソースの違い
ウスターソースも中濃ソー 中濃ソースもウスターソース類になりますが、JAS規格では粘度の違いによって分けられます。
ウスターソースは粘度が0. 2Pa・s未満のものをいい、最もさらっとしています。
中濃ソースは0. 2~1. 9Pa・sのものをいい、ややとろみがあります。
ウスターソースは辛口ですが、中濃ソースは辛口と甘口の中間くらいです。
それから地域によって好みが別れており、西日本ではウスターソースの方が好まれます。
東日本では、中濃ソースの方が好まれています。
まとめ
ウスターソースと中濃ソースの違いは粘度にあります。
粘度が低くさらっとしているのがウスターソースで、やや粘度が高くとろみがあるのが中濃ソースになります。