この記事では、「しめじ」と「ぶなしめじ」の違いについて紹介します。
「しめじ」とは?
「しめじ」は食用のキノコの名前で、キシメジ科に属するホンシメジのことをいいます。
ホンシメジは栽培するのが難しいため流通量は多くありません。
流通しているのは天然のホンシメジで、希少性が高いので高級食材になります。
ただし、「しめじ」というと、シメジ科やキシメジ科に属するキノコを全て指す場合もあります。
「しめじ」と名前が付くキノコは数多く、「しめじ」の定義はとても曖昧です。
「ぶなしめじ」とは?
「ぶなしめじ」とはシメジ科のシロタモギタケ属に属するキノコで、ブナを始めとする広葉樹の木に群生します。
風味が良くクセもないので、和食から洋食、中華まで幅広い料理に使われています。
そのため流通量も多く、スーパーマーケットや八百屋などで手軽に購入することができます。
流通している「ぶなしめじ」の大半は、人工的に栽培されたものです。
「ぶなしめじ」は昔、「ほんしめじ」という名前で流通していたことがあります。
しかし、ほんしめじとは全く違うキノコなので、林野庁の指導により 「ぶなしめじ」と名乗るようになりました。
「しめじ」と「ぶなしめじ」の違い
「しめじ」は定義が曖昧で、ホンシメジのことを指す場合もあればシメジ科とキシメジ科に属するキノコ全体のことをいう場合もあります。
シメジ科には、「ぶなしめじ」も含まれています。
その場合、「しめじ」と「ぶなしめじ」は同じものといえるでしょう。
また、ホンシメジは流通量が少なく「ぶなしめじ」は流通量が多くスーパーマーケット等で見かけることも多いので、「しめじ」というと「ぶなしめじ」をイメージする人も多いです。
まとめ
「しめじ」はホンシメジのことをいいます。
流通量が少ないので見かけることはあまりなく、高級食材になります。
それに対して「ぶなしめじ」は流通量が多く、様々な料理に使われている食材です。