「メンマ」と「ザーサイ」の違いとは?分かりやすく解釈

「メンマ」と「ザーサイ」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「メンマ」「ザーサイ」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「メンマ」とは?

「メンマ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「メンマ」は、「めんま」と読みます。

「メンマ」は、「タケノコを乳酸発酵させた加工食品のこと」という意味があります。

「メンマ」は別名「支那竹(しなちく)」と呼びます。

「メンマ」は、日本の竹ではなく、中国の竹を使って作るため、中国を意味する、支那という言葉を使って支那竹と呼ばれていました。

「メンマ」という名称は、台湾出身の松村秋水が考案したもので「ラーメンの上の、マチク」が揺らいで、ラーメンの「メン」、マチクの「マ」を合わせたものです。

「マチク」は中国の竹で、「メンマ」用の竹のことを意味します。

「メンマ」の名前の由来のように、「メンマ」の多くは、ラーメンの具材として使用されており、欠かせないものとなっています。

またマチクのタケノコの穂先部分を使用した「穂先メンマ」は、柔らかく美味しいと評判になっていて、「メンマ」の高級品として扱われています。


「ザーサイ」とは?

「ザーサイ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「ザーサイ」「搾菜」と漢字表記します。

「ザーサイ」は、「アブラナ科アブラナ属の越年草から作られる植物、またそれから作る中国の代表的な漬物のこと」という意味があります。

「ザーサイ」はカラシナの変種で、茎の基部が肥大しているという特徴があります。

「ザーサイ」の茎を天日に干して、塩漬けしてから搾り、塩分を抜きます。

その後、塩、唐辛子、花椒、酒などの調味料と一緒に、甕に入れて漬け込んで作ります。

できあがった「ザーサイ」は、薄くスライスして、中華料理の薬味として使ったり、酒の肴として食べられています。

「ザーサイ」の発祥として、『三国志』の英雄・諸葛良孔明が関係しているという説があります。

蜀の国を治める諸葛亮が、人々にカブの栽培をすすめ、出来上がったカブは「諸葛菜」と呼ばれました。

この諸葛菜で作られたのが「ザーサイ」とされています。


「メンマ」と「ザーサイ」の違い

「メンマ」「ザーサイ」の違いを、分かりやすく解説します。

「メンマ」は、「タケノコを乳酸発酵させた加工食品のこと」という意味があります。

一方「ザーサイ」は、「アブラナ科アブラナ属の越年草から作られる植物、またそれから作る中国の代表的な漬物のこと」という意味があります。

どちらも漬物として食べられるものという共通の意味があります。

ただし、「メンマ」の原料は「タケノコ」で、「ザーサイ」の原料は、カラシナの変種という違いがあります。

まとめ

「メンマ」「ザーサイ」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。