この記事では、「メダカ」と「カダヤシ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メダカ」とは?
「メダカ」は、日本古来の水生生物で、ダツ目メダカ科メダカ属に属する淡水魚で、実は熱帯魚でもあります。
というのも、熱帯魚とは、水温が25度の水の中にいれば、熱帯魚であり、メダカの場合、最高40度近い温度まで水の温度が上昇しても生きながらえることから定義上熱帯魚です。
「カダヤシ」とは?
「カダヤシ」は、一見すると「メダカ」と同じように見えますが、実は違いがあり、尾ひれが「メダカ」と異なりまん丸です。
なお、「カダヤシ」は、低温では動きが鈍り、18度の水の中では動きが著しく遅くなり、逆に、高温化では元気になるという特性があるので、実は、「メダカ」よりも高温に強い淡水魚になります。
「メダカ」と「カダヤシ」の違い
両者の違いは尾ひれで違いを判別可能で、まっすぐな尾ひれが「メダカ」でまん丸が「カダヤシ」になるんですが、どうしてもわからない場合、18度程度の淡水の水を用意して泳がせるとわかり、メダカは、実は、2度でも生きることができるのですが、「カダヤシ」は、18度以下になると泳ぐことすら難しくなるので、18度の淡水に入れるという荒業もあります。
「メダカ」の例文
・『ランプアイは、メダカの親戚である』
この例は、アフリカに生息するランプアイという「メダカ」に似ている魚は、「メダカ」の親戚だという例です。
ただ、ランプアイは温度変化に弱いので、メダカのように徐々に水の温度が変化していっても生きることが難しい魚です。
「カダヤシ」の例文
・『カダヤシは実は外来生物だ』
この例は、「カダヤシ」というメダカに似た生き物は、実はよそから来たという例です。
この魚はアフリカからやってきた外来生物で勝手に放流すると罰金です。
しかも生きているものを飼育することも不可能で罰金刑になり、譲渡も許されません。
まとめ
「メダカ」については、急激な温度変化を受けるとショックで死亡してしまいますが、だんだんと水温が変化しても実は生きることが可能で、熱帯魚という特性を持っています。
一方で、「カダヤシ」は、純粋なる熱帯魚で、アフリカという熱い場所で生まれた魚なので、実は寒冷地には弱いです。
特に18度を下回った水温では、動きが鈍くなり、生きることすら難しくなるのであまり、好ましい判別法ではないんですが、あえて18度くらいの温度の淡水に放り込んで様子を見るという方法でも一応確認が可能です。
しかし、「カダヤシ」とメダカの確認については、尾ひれでするのが望ましく、なぜなら、「カダヤシ」は、捕まえてもいけないうえ、飼育することも不可能、ましてや増やして販売することも許されておらず、特定外来生物に登録されているので、「メダカ」か「カダヤシ」かを尾ひれで判断できなかった場合、スルーしたほうが絶対に良いです。
もしくは専門家の方に来ていただいて確認作業をしてもらい、「カダヤシ」がいた場合、専門家の方の立会いのもとに速やかに外来生物が放たれていることを自治体などに知らせたほうが良いでしょう。