この記事では、「亀」と「すっぽん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「亀」とは?
「亀」とは爬虫綱カメ目に分類される爬虫類をまとめて指します。
硬い甲羅により身を守る形で進化した生き物であり甲羅から頭や四肢としっぽが生えているのが特徴です。
「亀」と言えば甲羅の中に頭や四肢をしまい込んで身を守るというイメージを持たれがちですが、首や四肢を甲羅に引っ込められない「亀」もいます。
「亀」は肺で呼吸しますが水辺に住むものも多い動物です。
泳いで水中の魚を食べる「亀」もいますがそうであっても水中で呼吸はできず、息継ぎしながら泳いでいます。
「すっぽん」とは?
「すっぽん」とはカメ目スッポン科の爬虫類です。
「亀」の仲間だけあって「すっぽん」も甲羅を背負っていますが、他の「亀」と違いその甲羅は柔らかくひらべったく甲羅が軽いので体重も他の「亀」より軽くなっています。
そのため一般的に動きが遅いと思われがちな「亀」の中でも「すっぽん」は水中でも陸上でも動きが早いのも特徴です。
甲羅は柔らかいですが隠れて身を隠したり、顎の力が強いうえに好戦的な性格をしているので噛みつきによって身を守ります。
「亀」と「すっぽん」の違い
「亀」と「すっぽん」の違いを、分かりやすく解説します。
爬虫網カメ目に分類される爬虫類全般の総称が「亀」で、その中でもスッポン科のカメが「すっぽん」です。
ほとんどの「亀」は硬く重い甲羅を持っていますが「すっぽん」は柔らかくて軽い甲羅を持っています。
また「亀」は鈍重のたとえとしても用いられますが「すっぽん」は水中でも陸上でも機敏に動く爬虫類です。
まとめ
「亀」は総称であり「すっぽん」は「亀」の中の一種です。
ただし硬い甲羅や遅い動きなどの「亀」と聞いてイメージする特徴に反して、「すっぽん」は甲羅が柔らかく動きは機敏だったりと「亀」らしからぬ特徴を持っているのが「すっぽん」の特徴と言えます。