この記事では、「焼き栗」と「甘栗」の違いを分かりやすく説明していきます。
「焼き栗」とは?
焼いた栗のことです。
栗を皮ごと焼くとはぜるため、切れ込みを入れます。
ただ焼いただけのもので、味つけはされていません。
家庭で作ることが可能です。
作り方を簡単に説明します。
栗は秋ごろに多く出回ります。
流水で洗い、水けを拭きとります。
オーブンを200℃に予熱します。
栗には、丸みのある部分と、平らな部分とがあります。
丸みのある部分は、栗の外側の方に向いていた面、平らな部分は隣の実と接したいた面です。
イガの中に3つの栗が入っている場合だと、外側の2つは片側が丸く、中央に向いている方が平らになります。
真ん中の1つは、側面がどちらも平らです。
丸みのあるものの場合は、丸くなっている方に切れ込みを入れます。
天板にクッキングシートを敷き、その上に栗を並べて、オーブンで15分ほど焼きます。
焼きあがったら完成です。
熱いので粗熱をとってから皮をむいてください。
皮をむいたものは、そのまま食べてもよいし、パウンドケーキなどのお菓子に混ぜてもよいです。
国産の栗を使用すると、皮をむきにくいです。
また、市販されているものに比べると、甘味を強くは感じられません。
市販の「焼き栗」には、国産の栗を使用したものと、輸入の栗を使用したものとがあります。
「焼き栗」の言葉の使い方
焼いただけの栗を指して用いる言葉です。
「甘栗」とは?
熱した小石に栗を入れて焼いたものです。
市販されているものは、中国で製造されているものが多いようです。
製造方法を簡単に説明します。
使用する栗は、シナグリと呼ばれるものが一般的です。
シナグリは中国を原産とする栗で、渋皮が実に密着しにくく、手でむきやすい特徴があります。
収穫された栗は、選別された後にすぐに焼かれます。
小石を熱したもので焼くという方法で行われます。
その後、手で皮をむき、選別をします。
品質を保持するために冷凍をし、凍ったままパッケージに入れて酸化防止のために窒素を充填します。
パックのまま加熱をして完成です。
天津甘栗と呼ばれているものは、砂糖を加えながら加熱をしています。
熱した小石の中に栗を入れて、砂糖をかけながら煎るのです。
この栗は、そのまま食べても甘い味がします。
何かをつける、何かに混ぜるといった食べ方をするのではなく、そのままを食べることが一般的です。
「甘栗」の言葉の使い方
熱した小石の中に栗を入れて焼いたものを指して用いる言葉です。
「焼き栗」と「甘栗」の違い
ゆでるのではなく、焼いた栗という点が同じです。
2つの違いは砂糖を使用しているか、していないかです。
前者は焼いただけのもので、砂糖は使用していません。
後者は、砂糖をかけながら加熱をしています。
まとめ
焼いた栗という点では同じですが、砂糖の使用の有無に違いがあります。
そのため、甘味にも違いがあります。