「上新粉」と「白玉粉」の違いとは?分かりやすく解釈

「上新粉」と「白玉粉」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「上新粉」「白玉粉」の違いを分かりやすく説明していきます。

「上新粉」とは?

うるち米を洗って乾燥させた後、粉にしたものです。

お菓子に使われることが多いです。

米には、うるち米ともち米があります。

この2つの違いは、アミロースとアミロペクチンの含有量です。

アミロースが多いとパサパサと硬い食感に、アミロペクチンが多いとねばりが強くなります。

うるち米には、アミロースが20%、アミロペクチンが80%ほどの割合で含まれています。

そのため、うるち米で作ったお菓子などは餅ほどの弾力はなく、歯切れがよい特徴があります。

この粉を使ったお菓子には、団子、柏餅、すあまなどがあります。

和菓子に使われることが多いです。

また、小麦粉の代わりに料理に使われることもあります。

チヂミやパンなどに活用できます。

この粉を自宅で作ることもできますが、そのためには非常に細かな粉にできる機械が必要です。

ミルで粉にすることができますが、ミルでは若干粒が残ることがあります。

また、粉にする際には、米を十分に乾燥させることが大切です。

水けが残っていると、粉がべたべたとしてしまいます。


「上新粉」の言葉の使い方

うるち米を洗って乾燥させてから粉にしたものを指して用いる言葉です。


「白玉粉」とは?

もち米を粉にしたものです。

ただ粉にするのではなく、水に浸しながら粉にするという作業を行います。

もち米を精米をして洗った後、水切りをします。

これに水を加えながら粉にしていきます。

すると、乳液状のものができます。

沈殿したものを脱水、乾燥させると「白玉粉」ができあがります。

もち米はアミロペクチンが100%の割合で含まれています。

そのため、この粉を使った食べものには、モチモチとした食感があります。

主に和菓子に使われており、この粉を使ったお菓子には、大福、白玉団子などがあります。

白玉団子は簡単に作ることができます。

「白玉粉」に少しずつ水を加えて混ぜあわせ、耳たぶくらいの固さにします。

これを小さくちぎって丸めて、沸騰した湯の中にいれてゆでます。

ゆであがったら冷水につけて粗熱をとり、水けを切ったら完成です。

また、お好み焼きやパンなどの料理にも活用することができ、この粉を加えるともっちりとした食感になります。

「白玉粉」の言葉の使い方

もち米から作った粉を指して用いる言葉です。

「上新粉」と「白玉粉」の違い

どちらも米から作った粉ですが、米の種類が違います。

前者はうるち米を使用しています。

うるち米はアミロースを含んでいるので、この粉を使ったお菓子は歯切れがよいです。

後者はもち米を使用しています。

もち米はアミロペクチンが100%なので、もっちりとした食感になります。

それぞれこれを使って作られる食べものが異なります。

まとめ

米から作った粉という点は同じですが、使用する米の種類が違います。

それによって出来上がった食べものの食感も違います。