「シッケ」と「甘酒」の違いとは?分かりやすく解釈

「シッケ」と「甘酒」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「シッケ」「甘酒」の違いを分かりやすく説明していきます。

「シッケ」とは?

韓国の発酵飲料のことです。

麦芽粉を加えた水に米を浸し、発酵させてから砂糖を加えて火にかけた飲み物です。

干しナツメ、松の実、ゆずの皮などを加えて飲みます。

日本では缶に入ったものが販売されており、通販などで購入が可能です。

製品によって多少異なりますが、ある製品の原料は、水アメ、炒飯モチ米、乾燥生姜粉、砂糖、水となっています。

米を発酵させることで、でんぷんが糖に変わり、甘味があります。

アルコール分はほとんど含まれていません。


「シッケ」の言葉の使い方

韓国の発酵飲料を指して用いる言葉です。


「甘酒」とは?

飲み物の一種です。

この言葉が指すものには2つあります。

ひとつは、米と米こうじを混ぜ合わせたものを発酵させたものです。

こうじ菌が米のでんぷんを分解することで、甘味が生まれます。

砂糖を加えなくても甘味があるため、このまま飲んでもおいしいです。

アルコール分は含まれていません。

すでに出来上がったものが販売されていますが、家庭でも作ることができます。

いくつか作り方があるのですが、ステンレスボトルを使用した作り方を簡単に説明します。

ステンレスボトルはあらかじめ温めておきます。

鍋にご飯と水を加えて、60℃まで加熱をします。

火をとめて、米こうじを加えて、再度加熱をして60℃にします。

これをステンレスボトルに入れてフタをし、温度が下がらないようにしながら10時間ほど置いておくと発酵が進みます。

発酵したら完成です。

もう一つは、酒粕を用いたものです。

酒粕を水に溶かして砂糖を加え、加熱した飲み物を指します。

酒粕は、清酒を作る際にできるもろみを搾ったときでる粕のことです。

酒粕には甘味がないので、これを水に溶かしただけのものは甘くありません。

そのため、飲む際には砂糖など甘味料を加えることが一般的です。

これにはアルコール分が含まれています。

どちらもそのまま飲むのですが、米と米こうじから作られたものは、砂糖の代わりのようにお菓子に使うこともできます。

たとえば、マフィン、ケーキ、生チョコ、プリン、ぜんざいなどに活用できます。

お菓子作りに用いられることが多いのですが、唐揚げや甘みそ炒めなどの料理にも用いることができます。

料理に加えると、ほんのりとした甘さを感じられ、うまみが増します。

「甘酒」の言葉の使い方

米と米こうじから作った発酵飲料、または酒粕から作った飲み物を指して用いる言葉です。

「シッケ」と「甘酒」の違い

2つのものは似たような飲み物ですが、原料が異なります。

前者は米と麦芽粉が使われています。

後者には麦芽粉は使用されておらず、こうじによって発酵をさせています。

また、酒粕を使用したものもこの名で呼んでいます。

まとめ

2つのものは発酵させている似たような飲み物ですが、原料が異なります。