当記事では、「シナベニヤ」と「ラワンベニヤ」の違いに関して分かりやすい形で説明致します。
「シナベニヤ」とは?
シナベニヤは、シナベニヤ合板という呼び方もされている言葉です。
表記された文字を見れば分かる事でしょうが、木の種類であり名前であるシナの文字に、合板等を作る際に用いる薄い板といった意味があるベニヤの文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事からシナベニヤは、シナを材料にしてベニヤの表面に貼り付けて加工した物を表すのです。
「シナベニヤ」の言葉の使い方
シナベニヤは、シナの木で製作した材料をベニヤの表面に貼り付けて出来上がった物に対して使われる言葉となっています。
より具体的には滑らかな質感を持つシナの木を薄く切った物を、ベニヤ合板に付け加える事により上質な合板へと変貌させる事が可能です。
そういった形でシナの木を駆使して作られたベニヤ合板に対して、このシナベニヤという言葉が使われています。
「ラワンベニヤ」とは?
文字で書かれたこの言葉を見れば分かる様に、フタバガキ科の広葉樹の総称であるラワンの文字に、木材を細くそいだ板とか貼り合わせて合板にするといった意味を所有するベニヤの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそラワンベニヤは、ラワンと呼ばれる木材を貼り合わせて作られたベニヤ板を示すのです。
「ラワンベニヤ」の言葉の使い方
ラワンベニヤは、ラワンの木材を使用して作られたベニヤ板に対して用いられる言葉となっています。
ラワンとはフタバガキ科の広葉樹の総称であり、日本には自生していないため、主にインドネシアやフィリピンといった東南アジアから輸入されているのです。
薄く切ったラワンの木材を重ね合わせて作られている物に用いられる言葉であり、名前が示す様にベニヤ板の1種として扱われています。
「シナベニヤ」と「ラワンベニヤ」の違い
シナベニヤとラワンベニヤの文字表記を並べて見比べを行ってみると、シナとラワンという文字の違いに気付く事が可能です。
所がその後に続くのがどちらもベニヤの文字であり、文字が示す様にベニヤ板の種類を表す言葉同士だったりします。
お陰で混同してしまう恐れがある組み合わせの言葉と言えますが、最初の文字が違う事で意味合いにも違いが生じているのです。
まずシナベニヤは、シナという木の材料を使って生み出されたベニヤ合板を表します。
一方のラワンベニヤは、フタバガキ科の広葉樹を原料として作り出されたベニヤ板を示すのです。
まとめ
2つの言葉には、ベニヤという共通の文字がある事でも分かる様に、どちらもベニヤ板の種類を表現する言葉となっています。
ただしその前に付く言葉に明確な違いがあるため、示す意味にも相違点を見出す事が可能です。
ちなみにシナベニヤは、シナと呼ばれる木を使って作られたベニヤ板に対して使われる言葉となっています。
対するラワンベニヤは、フタバガキ科の広葉樹を貼り付ける事で誕生したベニヤ板に対して用いられる言葉です。