肉料理の香りが漂ってくるだけで、お腹がグーっとなってしまうことがあるかと思います。
それだけ肉料理は最高の味があるのですが、皆さんは「精肉」と「食肉」と「生肉」の意味をご存知でしょうか?
よく耳にすることがあっても改めて尋ねられると意外に答えに詰まってしまうもの。
そこでこの記事では、「精肉」と「食肉」と「生肉」の違いを分かりやすく説明していきます。
「精肉」とは?
「せいにく」という読み方になる「精肉」は「よく選んだ上等の肉」のことを指しています。
いわゆる「食用の肉のこと」を指しており、「厚切り・薄切り・ひき肉など料理に適した形状に切り分けた状態の肉」も意味するようになっているのです。
「精肉」の例文
ではここで「精肉」の例文を見てみることにしましょう。
・『あの精肉店の肉が一番好きだな』
・『精肉店を営んで20年にもなるな』
「精肉店」は私たちの住む町にもいくつはありますが、新鮮な精肉を扱うお店はやはり評判が高いです。
「食肉」とは?
「しょくにく」という読み方になる「食肉」は「鳥獣などの肉を食べること」という忌みがありますが、一般的には「食用にする肉」と解釈される方が多い言葉でしょう。
食用に使われる肉で「獣鳥類の肉」を指しているのですが、臓器なども含まれています。
尚、食肉のうち、牛・ブタ・馬・羊・ヤギは、食品衛生法の規制によって指定された場所で法的な検査を受けた後、定められた方法で処理されたものでないと「食肉」とは言えません。
「食肉」の例文
「食肉」の例文は以下の通りです。
・『食肉用をブタを飼育している』
・『うちは食肉用の牛が100頭以上いるよ』
「生肉」とは
「せいにく」という読み方になる「生肉」は「なまの食用肉」ということを意味しています。
また、「加熱していない肉」「生の肉」という耳に意味でも解釈されています。
「生肉」の例文
生肉」の例文は以下の通り。
・『生肉は衛生管理が大変そうだな』
・『僕は生肉の料理が好きだな』
「精肉」と「食肉」と「生肉」の違い
ここで「精肉」と「食肉」と「生肉」の違いを見てみることにしましょう。
「精肉」は、各部位ごとに切って分けられた正肉を、販売することや簡単に調理することができるように薄切りや厚切り状態にスライスしたり、角切り・細切り・ひき肉といったような状態なっているものを指しています。
言い換えると、「切り分けてはあるが、調理はされていないもの肉」と言えます。
「生肉」は「冷凍処理されていない肉」という意味で使われるケースと「ハムやソーセージなどのような加工品ではない肉」という意味で使われることがあります。
いわゆる「火が通っていない生の食用肉」のこと。
そのために「精肉」も「生肉」の1つに含まれるわけです。
生肉は食感・弾力があるので為、そのまま食べるのが醍醐味な反面、食中毒の危険性が高いので、注意が必要。
「食肉」は「食用全般を指す肉」のために「精肉」「生肉」も包括されています。
まとめ
「精肉」と「食肉」と「生肉」の違いを見てきましたが、やはり肉料理は誰でも夢中になるもの。
それだけにこららの言葉の意味を知っておくこともいいのではないでしょうか。