「大豆」と「枝豆」の違いとは?分かりやすく解釈

「大豆」と「枝豆」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「大豆」「枝豆」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「大豆」とは?

「大豆」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「大豆」は、「だいず」と読みます。

「大豆」は、「中国原産のマメ科の一年草で、高さ約60cmの植物のこと」という意味があります。

「大豆」の茎の先はツル上になっていて、全体に荒い毛があります。

また葉は3枚の小葉からなる複葉で、莢(さや)の中に、2,3個の種子ができます。

この種子のことを、「大豆」と呼ぶこともあります。

この「大豆」の若い実は、「枝豆」として茹でて食べ、熟したものは、豆腐や味噌、醤油の原材料として使います。

「大豆」の種子は、たんぱく質と脂肪を豊富に含むため、「畑の肉」と呼ばれることもあり、実際に肉の代わりに「大豆」の種子を使ってハンバーグを作るなど、代用肉の原料になることもあります。

実際に、「大豆」と和牛もも肉の赤身を比較すると、「大豆」の方がたんぱく質量が多くなっています。


「枝豆」とは?

「枝豆」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「枝豆」「えだまめ」と読みます。

「枝豆」は、「大豆を未熟なうちに茎ごと取ったもの」という意味があります。

夏が旬で、「枝豆」をさやのまま茹でて食べたものは、夏の風物詩のような存在です。

「大豆」を未成熟で、青い間に収穫して食用にするため、「豆類」には分類されず、緑黄色野菜に分類されています。

「枝豆」「大豆」は、このように、同じ種類の植物の種子を指します。

ただし、「枝豆」として食べるのに向いている品種と、「大豆」として使用するのに向いている品種が存在するため、「枝豆」「錦秋」などの「枝豆」に向いた品種の種子となります。

豆の粒が大きく食味が大きな「大豆」の品種が、「枝豆」となります。

代表的な食べ方に「塩ゆで」があり、鞘に入ったまま茹でて、ザルにあげて湯を切ったあと、塩をまぶして食べます。

ビールの肴として人気があり、実際に「枝豆」はアルコール分解を助ける働きをすると言います。


「大豆」と「枝豆」の違い

「大豆」「枝豆」の違いを、分かりやすく解説します。

「大豆」「枝豆」は、どちらもマメ科の一年草のことを指すという共通点があります。

「大豆」「枝豆」は、同じ植物ですが、「大豆」は植物そのものを指す場合と、完熟した種子を指す場合があるのに対して、「枝豆」は、未成熟の種子を指す言葉というちがいがあります。

また「大豆」は、みそやしょうゆなど「大豆製品」を作るのに向いた品種なのに対して、「枝豆」は、未成熟な青い状態の種子を食べて美味しい品種という違いもあります。

まとめ

「大豆」「枝豆」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。