「プラチナ」と「ホワイトゴールド」の違いとは?分かりやすく解釈

「プラチナ」と「ホワイトゴールド」の違いとは?分かりやすく解釈専門用語・業界用語

白く輝く貴金属の代表的なものとして「プラチナ」「ホワイトゴールド」があります。

2つの金属にはそれどんな違いがあるのでしょうか。

今回は、「プラチナ」「ホワイトゴールド」の違いを解説します。

「プラチナ」とは?

「プラチナ」とは、「原子番号78番の金属」です。


「プラチナ」の使い方

原子番号78番の単一の元素によって構成される金属で精製した純粋なものは特徴的な白い輝きを放ちます。

埋蔵量も採掘量も極めて少ないレアメタルの一種で貴金属の代表である金と比べても20分の1程度しかありません。

希少性と美しさから貴金属として世界中で価値が認められており高貴な輝きを放つジュエリーの原料に使われます。

他の物質と反応する性質を利用した触媒としても有用で、燃料にベンジンを使う携帯カイロや自動車の排気ガス浄化装置などに使用されています。


「ホワイトゴールド」とは?

「ホワイトゴールド」とは、「ゴールドに白金族の金属を混合して作った白色の金合金」です。

「ホワイトゴールド」の使い方

原子番号79番の元素のみで構成される金属を「金」もしくは「ゴールド」といいます。

貴金属の代表であるゴールドにパラジウムなどの白金族を混ぜ表面コーティングして作る合金が「ホワイトゴールド」です。

ジュエリーの材料として広く用いられるゴールドの見た目を変えるために作り出された合金で自然状態では黄金色のゴールドに白金族を混ぜ合わせることで色味を薄め、表面にロジウムコーティングを施すことで美しく白い輝きに変わります。

「プラチナ」と「ホワイトゴールド」の違い

「プラチナ」「ホワイトゴールド」の違いは「成分」です。

「プラチナ」は原子番号78番の元素から成る金属を指すのに対し、「ホワイトゴールド」はゴールドにパラジウムロジウムなどの金属を合わせた金合金です。

どちらも白く輝く美しい見た目ですが金属としての性質や価格に違いがあります。

まとめ

「プラチナ」「ホワイトゴールド」はどちらも白く輝く金属のジュエリー素材として広く使われています。

見た目はよく似ていますが金属として全く異なるものなので白く輝く金属を使ったジュエリーを購入するなら必ず刻印で素材を確認しましょう。