この記事では、「ビオラ」と「スミレ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ビオラ」とは?
「ビオラ」とはスミレ科スミレ属の植物のラテン語であり学名です。
ただし学名や海外での呼び名というわけではなく日本でも花の名前として使われています。
園芸用に品種改良された品種であり4センチ以下の花が咲くスミレ属の花が「ビオラ」です。
それより大きいものはパンジーと呼ばれて区別されます。
「ビオラ」は寒さに強い特徴があり10月から翌年の5月までの秋から冬そして春までが花の咲く季節です。
「スミレ」とは?
「スミレ」とはスミレ科スミレ属の植物の総称で日本など東アジアに原生していた花を指します。
三色スミレという「スミレ」の一種を園芸用に品種改良したものがパンジーであり、それをさらに小型へ品種改良したものが「ビオラ」です。
総称や科名属名ではなく花の品種の名前として「スミレ」という場合は薄紫色の花弁を持つものを指し、その花弁の色が菫色という色の名前にもなっています。
基本的に「スミレ」が咲くのは3月から5月までの春の間だけです。
「ビオラ」と「スミレ」の違い
「ビオラ」と「スミレ」の違いを、分かりやすく解説します。
三色スミレが園芸用に品種改良された小さな花が「ビオラ」で、原生種であるスミレ科スミレ属の花が「スミレ」です。
「ビオラ」は秋の気温が下がった頃から春までに花が咲きますが、「スミレ」は3月から5月までの春にしか花が咲きません。
また「ビオラ」は花の大きさは4センチメートル以下ですが、「スミレ」は4センチ以下のものも5センチ以上のものもあります。
まとめ
園芸用に品種改良された花は多く「ビオラ」もその一つですが、品種改良のもととなった花が日本で言う「スミレ」という関係になります。
花として比べると「ビオラ」の方が一輪の大きさが小さく晩秋や冬にも花が咲き、「スミレ」は一輪は大きめで春にしか咲かないというのが違いと言えるでしょう。