「ひよる」と「いもる」の違いとは?分かりやすく解釈

「ひよる」と「いもる」の違いとは?分かりやすく解釈新語・ネット語

この記事では、「ひよる」「いもる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ひよる」とは?

「ひよる」とは形勢を窺ってどっちつかずな態度をとることです。

形勢を窺い有利な方得な方につくという意味の日和見から来ていて、そういった日和見的な動きをすることという意味の若者言葉として生まれました。

どっちつかずな態度と言っても二者の間でどっちにつこうか迷っている状態以外にも、尻込みしたり弱腰になったりと消極的な様子を指すこと、あるいは恐縮しているという意味合いのビビるの言い換えにも使われる言葉です。


「いもる」とは?

「いもる」とは物怖じしたり緊張しておどおどする様子を指す言葉です。

芋っぽい田舎者が都会に出てきた様子を揶揄する関西の若者言葉として生まれました。

また近年ではFPSで移動せず狙撃を続けるスナイパーが寝そべって射撃体勢を取る様子を芋虫に例え芋砂と呼び、それと同じようにオンラインゲームでまったく動こうとせずじっとしていることも「いもる」と言います。

またどちらの意味でも共通しているろくに動けない動かないことを指す言葉として、ゲームに関するかどうかに関わらず使われることも多いです。


「ひよる」と「いもる」の違い

「ひよる」「いもる」の違いを、分かりやすく解説します。

どっちつかずな態度や尻込みして消極的な態度が「ひよる」で、物怖じしたり緊張しておどおどしたり動こうとしない態度が「いもる」です。

どちらもビビるの言い換えとしても使われますが、「ひよる」は逃げるか無関係を装う事ができるようにしている態度を指し、「いもる」は単純に動けないことを指すという言い換えとしての違いがあります。

まとめ

どちらもビビってることと表現されることもありますが、実際には「ひよる」「いもる」ではどんな状態なのかには結構な違いがあります。

もしもの時は無関係を装うための消極的態度が「ひよる」で、緊張や物怖じで動くことができないという消極的態度が「いもる」です。