今、身の回りを見回して、カバンがあれば見ていただきたいが、そこにはおそらく金属製の取り外し可能な金具のようなものが付いているのではないでしょうか。
これは、登山用品としても有名な「カラビナ」というものです。
それでは、この「カラビナ」とはどういう意味でしょうか。
また、「カラナビ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「カラビナ」と「カラナビ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カラビナ」とは?
「カラビナ」とは、ドイツ語から来た「Karabiner」をカタカナで表記したもので、一般的にはストラップのあるものをベルトに吊り下げるために使う金具のことを表す言葉です。
もともとはベルトにガンホルダーをつけるのに使われていたものが、そのほかのさまざまなものを吊り下げるようになったものです。
現在では登山用品として使われることが多く、そこから普及して一般的な文房具として広く使われています。
「カラナビ」とは?
「カラナビ」とは、前述の「カラビナ」の言い間違い、あるいは憶え違いの言葉として有名なもので、実際にはこのような名前の物体は存在しません。
おそらく、「カラビナ」という名前が言いにくい、あるいは馴染みが薄いことが原因で生じたものと考えられます。
「カラ」はよく聞く発音ですが、「ビナ」はあまり聞かないので、それを裏返しにした「ナビ」で置き換えてしまったというところではないかと考えられます。
「カラビナ」と「カラナビ」の違い
「カラビナ」と「カラナビ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、全く違うものです。
前述のように違うというより、ひとつは存在しない言葉です。
したがって、この「違い」の結論は、「カラビナ」は存在するが「空ナビ」は存在しない名前であるため、比較できない、ということになるでしょう。
まとめ
この記事では、「カラビナ」と「カラナビ」の違いを、解説してきました。
このように、もともとが言いにくい言葉に対して、聞いたことがあるような似た響きの言葉に脳内で変換してしまっていることはよくあります。