「治る」と「収まる」と「直る」の違いとは?分かりやすく解釈

「治る」と「収まる」と「直る」の違い生活・教育

この記事では、「治る」「収まる」「直る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「治る」とは?

「治る」「なおる」と読みます。

意味は「病気やケガか回復すること」で、生き物の身体の良くない点が元に戻ることです。


「治る」の使い方

「治る」は動詞として「治る・治った」と使われたり、副詞として「病気が治って復帰する」などと使われます。

基本的に、人や動物の病気やケガが回復することに使われる言葉です。


「治る」の例文

・『インフルエンザがすっかり治る』

「収まる」とは?

「収まる」「おさまる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「定められた範囲内にきちんと入る」という意味で、一定の範囲内に入り切って終わることです。

2つ目は「あるべき場所に落ち着く」という意味で、然るべき位置に入り安定した状態を維持することです。

3つ目は「争いや動揺がしずまる」という意味で、それまで不安定だった状態が落ち着くことです。

4つ目は「お互い納得する」という意味で、理解して受け入れて平和に終わることです。

上記に共通するのは「ある位置に落ち着く」という意味です。

「収まる」の使い方

「収まる」「収まる・収まった」と使われたり、副詞として「収まって安定する」などと使われます。

基本的に、定められた範囲内に入りきることや、然るべき位置に落ち着くことに使われる言葉です。

「収まる」の例文

・『あの夫婦は離婚危機にあったが、元のさやに収まった』

「直る」とは?

「直る」「なおる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「もとの様子に回復する」という意味で、元通りになることです。

2つ目は「元の好ましい様子に整う」という意味で、乱れていた状態が元の良い状態に戻ることです。

3つ目は「良い状態に改められる」という意味で、元々悪い状態だったのか、良い状態に正されることです。

4つ目は「より高い状態に移る」という意味で、今の状態よりも高い度合いに移動することです。

上記に共通するのは「正される」という意味です。

「直る」の使い方

「直る」は動詞として「直る・直った」と使われたり、副詞として「直って間に合う」などと使われます。

基本的に、元の状態に回復することや、より適切な状態になることに使われる言葉です。

「直る」の例文

・『システムの不具合が直る』

「治る」と「収まる」と「直る」の違い

「治る」「人や動物の病気やケガが回復すること」という意味です。

「収まる」「定められた範囲内に入りきること」「然るべき位置に落ち着くこと」という意味です。

「直る」「元の状態に回復すること」「より良い状態になること」という意味です。

まとめ

今回は「治る」「収まる」「直る」について紹介しました。

「治る」「ケガや病気が回復する」「収まる」「入りきる」「落ち着く」「直る」「元の状態に戻る」「正される」と覚えておきましょう。