「配布」と「支給」と「送付」の違いとは?分かりやすく解釈

「配布」と「支給」と「送付」の違い生活・教育

この記事では、「配布」「支給」「送付」の違いを分かりやすく説明していきます。

「配布」とは?

広く配って行き渡らせることで、チラシの配布、学校などでのプリントの配布がイメージしやすいでしょう。

映画の入場者特典なども配布するという言葉を使い、先着で記念品を配布するというケースがあります。

数量限定であったり、先着という条件や、5000円以上購入でクーポン配布など条件はあるものの、条件を満たした上でなお選ばれた人しか手に入らないというようなことがないのが配布と言えます。

配布特典は性質的に紙でできているものやクリアファイルなど薄く持ち運びしやすいものが多くなっています。

2020年日本においてコロナウイルスの情勢で各家庭に2枚配られたマスクも配布の概念に当てはまります。


「支給」とは?

組織(会社であれば、社員など)が組織構成員に金品を払い渡すことで給料は支給されるという言葉になります。

社員であり、勤務しているという条件があるなど、支給されるのは社員やアルバイトが基本で、世の中の誰もがその会社から給料が支給されるわけではないというところが大きな特徴と言えるでしょう。

また、自社が外注業者にある品物をつくってもらう場合、それを製造するのに必要な部品や素材を自社から提供することも支給といいます。

チーム支給品のユニフォームやヘルメット、警察官の装備品などは組織が組織構成員に金品を払い渡すという意味の品物に当たる部分になります。

オンラインゲームでもアイテムの支給という概念があり条件を満たすと手に入るアイテムとなります。


「送付」とは

書類などを送りつけることを指す言葉で、プレゼントの送付などの使い方があります。

郵便や宅配業者を介してものを送ることやFAXを送ることは送付に当てはまる部分があると言ってよく、外注業者にある品物をつくってもらう場合においての支給品の送付ということもあります。

手渡しや銀行振込の給料は送付ではなく、現金書留の送付の給料は一般的にはなく、給料を送付するということはまずありませんが、給与明細を送付することはありえます。

なお、電子メールは送付と呼ばないケースが多くなっていま。

(送付状の役割を持ったメールを送信するケースはあります)

「配布」と「支給」と「送付」の違い

「配布」は広く人に行き渡るように配ることで、映画の入場者特典やクーポンの配布など、先着や購入額など簡単な条件のもとで配られるものを指し、ほぼ無条件配布というケースもあります。

「支給」は会社の給料など組織から組織を構成する人に金品を渡すことで、装備品の支給などという言葉もあり、給料の支給や社員証や警察官の装備品など、配布より大幅に得ることが出来る人が絞られていることが特徴です。

「送付」は書類などを送りつけることを指し、郵便や宅配業者を介して送るものが基本で手渡しではありません。

コロナウイルス時のマスク配布は送付されたものとも言えます。

まとめ

多人数を相手にした「配布」と会社の給与など特定の対象に向けた「支給」は条件が大きく異なるものの配られるという意味合いがあり、「送付」は手渡しではなく送られるという点が「配布」「支給」との大きな違いと言えます。