「通報」と「告発」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「通報」と「告発」の違い生活・教育

この記事では、「通報」「告発」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

まずは「通報」の意味の方から説明します。

「通報」の意味

最初に「通報」(つうほう)の意味をご説明致します。

「通報」の意味としては、自分の身に起きていることや、他の人間に対して攻撃などを加えている人間などがおり、非常事態と判断できる際に、必要な機関に生じている事柄を伝えることです。

「通報」の意味については以上です。


「通報」の使い方

ここでは「通報」の使い方について説明します。

「通報」を使う場合は、自分や他人に対して生じている事柄で、対処不能と判断した場合に、必要と判断される人や機関に連絡する時に使うものです。

それでは具体的な使い方を見てみましょう。

「人がビルから飛び降りたようなので、警察と救急隊に通報した」 以上が「通報」の使い方になります。


「通報」を使った例文

次は「通報」を使った例文を書いていきます。

・『不良に絡まれたので警察へ通報した』
・『救急隊への通報は、なるべく早い方が良いだろう』
・『レスキューへの通報で、呆れた案件がペットを捕まえてくれというものがあったそうだ』
・『警察へ通報したものの、警察が到着するのに40分もかかってしまった』
・『通報すべき案件はすぐに通報するべきである』
「通報」を使った例文としては以上とさせていただきます。

「通報」の類語

「通報」の類語について取り上げます。

「通報」の類語は、「インフォメーション」「ニュース」「通知」(つうち)「知らせ」「報道」(ほうどう)などが類語になります。

これら類語の意味は、生じている事柄などを発信して、視聴者などに理解してもらう意味や意味合いが含まれおります。

「通報」の類語についてでした。

「通報」の対義語

この項目においては「通報」の対義語を解説していきます。

「通報」の対義語としては、「封止」(ふうし)や「通報せず」「連絡なし」などが対義語にあたるでしょう。

これら対義語の意味の方ですが、伝えるべき情報を伝えなかったり、応答やコンタクトがないなどの意味があります。

これが「通報」の対義語です。

「告発」の意味

ここでは「告発」(こくはつ)の意味をご説明致します。

「告発」の意味は、例えば勤めている会社が脱税などをしている時に、然るべき機関などを通じて対処していき、世の中に明るみにすることです。

また、犯罪が生じた時に、被害者の側サイドの人間が、警察などに犯罪の内容を伝えて、犯人への極刑などを望む際の意味にもなります。

「告発」の意味についてでした。

「告発」の使い方

次の項目では「告発」の使い方を見てみます。

「告発」を使う時は、会社などの不正などを、必要な機関などを通じて対処して、世の中に公表する意味です。

また、犯罪に巻き込まれた被害者側の人間が、犯人に極刑などを望む際に、警察などに犯罪の内容を伝える意味でもあるのです。

それでは使い方を見てみましょう。

「会社の脱税の事実を告発してみた」「相手を告発したところ、示談金で解決できないかとの通知が弁護士を通じてきた」 以上のような使い方があります。

「告発」を使った例文

では「告発」を使った例文を書きます。

・『不正を告発する決意をした』
・『内部告発により、会社が倒産したようだ』
・『犯人を告発した』
・『告発状を異例の速さで発行してくださった警察には感謝しています』
・『脱税が告発されたようで、社長が警察から取り調べを受けているようです』
「告発」を使った例文でした。

「告発」の類語

「告発」の類語の方を取り上げてみましょう。

「告発」の類語は、「密告」(みっこく)、「リーク」「タレコミ」「告げ口」「言いつける」などが類語になるでしょう。

意味としては、相手が法律違反していることや、不正などを、然るべき人間や機関に伝えることを意味しております。

「告発」の類語になります。

「告発」の対義語

この項目において「告発」の対義語を解説します。

「告発」の対義語は、「弁護」(べんご)や「言い訳」「黙殺」(もくさつ)、「見逃す」が対義語になるでしょう。

対義語の意味としては、不正を犯した者を庇う弁護士または、見て見ぬふりをしたり、言い逃れなどをする意味や意味合いがある言葉となります。

「通報」と「告発」の違い

ここでは「通報」「告発」の違いについてご説明致します。

「通報」の意味は、基本的に自分や他人に対して良からぬ事が起きてしまった場合で、非常事態と判断した時に、妥当と思われる人間や機関にその旨を連絡することです。

「告発」の意味としては、自分の勤めている会社や、知り合いなどが悪いことをしていたり、不正などをしていることを、明るみにして世の中に晒すことです。

また、犯罪が生じた際に、被害者側サイドの人間が、犯罪の詳細を警察などへ伝える意味があるのです。

両者のもうひとつの違いとしては、前者はすぐに電話などで伝えられますが、後者は必要な手続きなどを踏むという段階がある部分も決定的な違いとなります。

以上が「通報」「告発」の違いです。

「通報」と「告発」の使い方の違い

最後に「通報」「告発」の使い方の違いについて取り上げます。

「通報」を使う場合は、自分や他人に良からぬことが起きてしまい、危害などが及んだ際に、一人で対処不能と判断できる場合に、警察や救急隊、レスキュー隊などに連絡する時などに使うものです。

「告発」を使いたい時としては、不正などを世の中に公表する際や、犯罪の詳細を警察などに伝えて、然るべき対処などをしてもらう時に使っていきます。

それでは具体的な使い方の違いを見てみましょう。

「酔っ払いが暴れているので、警察へ通報した」
「内部告発を恐れて、不正を社長は巧みな手で隠している」
「告発して、告発状を早くもらいたいのだ」
という具合の使い方の違いがあります。

まとめ

まとめの方は、「通報」というのは、自分や他人に対して、非常事態が生じてしまい一人で対処不能と判断できる場合に、専門機関へ連絡して対処してもらうことです。

「告発」というのは、人や企業の悪いことや不正などを、明るみにして世の中に晒すことです。

また犯罪に巻き込まれた際に、被害者側サイドの人間が、警察などに犯罪の内容を伝える意味にもなるのです。