この記事では、“estimate”と“quote”の違いを分かりやすく説明していきます。
「estimate」とは?
“estimate”は、ビジネス英会話などの単語でよく出てくる英単語で見積もりという意味を持ちます。
ただ、日本には、見積もりという言葉は二つ存在しており、大まかな見積もりである、仮見積もりと本見積が存在しています。
“estimate”は、日本語でいう仮見積もりになりますのでビジネスで使用する場合、どんぶり勘定な見積もりやおおよその見積もりであると海外でも注意しましょう。
「estimate」の使い方
“estimate”は、ビジネスにおいて仮の見積もりを行う場合や大まかに見積もりを行う場合、相手に仮見積もりであると認識してもらうためにこの言葉を使用します。
この英単語を見た人物は、見積書が仮の見積もりであると素早く認識いたしますのでまだ、支払いは確定していないと思うため本見積とする場合別の英単語を利用します。
「quote」とは?
“quote”は、日本では、本見積という意味を持ちます。
そのため、確定している支払いを命じる場合、“quote”という言葉を使用して確定事項であると対象となる人物に認識をしてもらいます。
“quote”という単語を見た人物は、確定された料金の支払いになりますので、速やかに記載された料金の支払いを行うのが正しいビジネスのやり方です。
「quote」の使い方
“quote”は、確定している料金の支払いを命じる場合使用します。
この単語を使用することで、確定した内容であると理解しますので対象者は速やかに支払いに応じる必要性がありますが、価格交渉を再度行うことも一応可能です。
「estimate」と「quote」の違い
“estimate”と“quote”の違いは、本見積であるか、仮見積もりであるかという違いです。
“quote”は、本見積ですので支払額は確定していて支払い義務が生じます。
ですが、“estimate”であれば仮見積もりですので、まだサービスの提供や商品の提供を受けていない場合もあり、支払いに応じる必要性はなく、契約自体を白紙にできます。
そのため、契約という意味においても、違いがあるのが両者で、“quote”は契約の白紙化はほぼ不可能で、“estimate”は白紙化や無効化が可能です。
まとめ
“estimate”と“quote”は、契約の在り方が異なり、“quote”は、日本でいう本見積ですので契約の白紙化はほぼ不可能とみてよいです。
一方“estimate”は、単なる仮見積もりですので、サービスや商品の提供を受けていないのであれば契約を白紙化できるという違いがあります。
ただし、契約を白紙化できても罰則がある場合が海外や日本においても存在しますので、罰則がある場合、速やかに罰則を受け入れる必要性は存在します。