「都民共済」と「県民共済」は具体的に何が違うのでしょうか。
今回は、「都民共済」と「県民共済」の違いを解説します。
「都民共済」とは?
「都民共済」とは、「全国生協連の都道府県によって認可された共済サービス」のことです。
「都民共済」の使い方
万が一の事故やライフスタイルの変化など予期せぬ多額の出費に備えて加入するサービスのことを「保険」といいます。
保険サービスは毎月掛け金を支払うことで事故などがあった時に損害を補填する保険金を受け取れるサービスですが、事故に遭うリスクが高く保険の仕組みが必要な人ほど保険料が高額になり加入しにくくなるという逆転現象が発生してしまいます。
保険に加入しにくい人を対象に助け合いのためにお金を出し合い保険と同じサービスを提供する事業が「共済」です。
営利目的の保険とは異なり共済は加入者同士の助け合いが目的のため掛け金が安いのが特徴ですが、あくまでも助け合いなので誰でも加入できるわけではなく資格を満たした者に限定されます。
東京都民であることが加入資格になっている共済が「都民共済」です。
生活者の暮らしを支え助け合いを目的とする生協が運営する共済サービスで全国の都道府県に存在しますが、その中でも東京都民を対象にしたサービスを「都民共済」といいます。
「県民共済」とは?
「県民共済」とは、「43の県に住む県民を対象にした共済サービスの総称」です。
「県民共済」の使い方
都道府県民共済は全国の47都道府県それぞれでサービスを提供しています。
埼玉県では埼玉県民共済、千葉県では千葉県民共済など全国生協連が各県の認可を受け提供する県民向け共済サービスの総称が「県民共済」です。
「都民共済」と「県民共済」の違い
全国生協連が提供する共済サービスのうち東京都民を対象にしたものが「都民共済」、43の県に住む県民を対象にしたものが「県民共済」という違いで区別されます。
都道府県民共済は全国ネットワークで結ばれているので一部の例外を除いて基本的に掛け金やサービスは共通しており、引っ越しても手続きすれば継続して共済に加入し続けられます。
まとめ
「都民共済」と「県民共済」は提供される場所による違いで名称が異なります。
掛け金や保障内容は基本的に同じなのでどこで加入しても構いません。
