「鉄筋コンクリート造」と「RC造」の違いとは?分かりやすく解釈

「鉄筋コンクリート造」と「RC造」の違いとは?分かりやすく解釈専門用語・業界用語

この記事では、「鉄筋コンクリート造」【てっきんこんくりーとぞう】と「RC造」【あーるしーぞう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「鉄筋コンクリート」とは?

丈夫な鉄筋コンクリートを採用した建築工法で建てたマンションやビルを「鉄筋コンクリート」【てっきんこんくりーと】といいます。

この建て方はパリの開発でおおいに採用され、日本では昭和初期に普及しました。

元々はジョゼフ・モニエが研究して世の中に広めた工法であり、梁や柱の骨格部分を強化するため鉄筋を用いた後、コンクリートを打ち込んで建物全体をしっかり支えるわけです。

耐久と耐震、遮音、耐火といった様々な利点がある建築工法になります。

スラブと壁といったもので構成されていて、建物が長く、良い状態で建つよう造られているわけです。


「RC造」とは?

鉄骨鉄筋コンクリート造を略して「RC造」【あーるしーぞう】といい、自分が理想とした自由な建て方ができる造り方を指す言葉です。

建物の重量があるため、地盤を強化してから建てるのが一般的な方法になります。

耐火性に優れているため火事に強く、耐久性も高いので長く良い状態を保ったまま住めるのも利点です。

地盤を強化し、その上に大地震がきても倒れないよう割れにくいコンクリートに錆びや重さに強い鉄筋を用いて建てるためかなり高い耐震性を誇ります。

コンクリートを採用する「RC造」であれば室内の機密性は高まり、断熱性にも優れた効果を発揮する造りです。


「鉄筋コンクリート」と「RC造」の違い

「鉄筋コンクリート」「RC造」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも耐久と耐火性に優れていて、柱も丈夫でしっかりしている工法を指しますが言い方に違いがあります。

日本では古くから採用する工法が「鉄筋コンクリート」であり、それが最近では「RC造」というようになったのです。

この「RC造」は地盤が弱い場所に建物を建てるときは強化してからではないと問題が起き易いため、「鉄筋コンクリート」よりも費用がかさんでしまいます。

コンクリートで鉄筋を覆うことで錆びにくく、強化した建物になるよう造られている「鉄筋コンクリート」は、地盤で弱い土地でも重量がある建物も建てやすいところが違う点です。

まとめ

ほぼ同じ工法を指すものですが呼び方に違いがあったり、地盤の強化をはかる必要性があるといった違いがありますので、自分なりに異なる点を比較してみましょう。