髪を整えるサービスを提供する施設を指す言葉として「美容室」と「美容院」がありますがどこが違うのでしょうか。
今回は、「美容室」と「美容院」の違いを解説します。
「美容室」とは?
「美容室」とは、「髪を中心とした美容サービスを提供する施設」を指す言葉です。
「美容室」の使い方
長く伸びた髪の毛を短く切りそろえたりシャンプーで髪をきれいに洗ったり好みのデザインにセットしたりなど、主に髪の毛を中心とした美容サービスを提供する施設を指します。
働く従業員は国家資格である「美容師」の資格保有者であり、同じように髪の毛を整える専門家である「理容師」資格の保有者が運営する施設は「理容室」「理髪店」などと呼ばれ区別されます。
基本的に容姿を美しく整えることに主眼を置いた美容サービスのための施設であり日本では女性が日本髪を結っていた名残から髪を切ることよりもパーマをかけたり結い上げたりなどセット技術に重きが置かれています。
「美容院」とは?
「美容院」とは、「髪を中心とした美容サービスを提供する施設の名称」です。
「美容院」の使い方
髪を中心とした美容サービスを提供する店の呼び名は「ヘアサロン」「ビューティーサロン」などいろいろありますが、その中の一つが「美容院」です。
刃物を使って髪の毛を切り揃える作業はもともと医療分野に近い位置づけがされていたことから医療施設や寺など重要施設に用いられる「院」が使われたとされています。
「美容室」と「美容院」の違い
「美容室」と「美容院」はどちらも髪を中心とした美容室を指す言葉で明確な違いはありません。
法律で使われる正式名称は「美容所」で「美容室」と「美容院」はどちらも正式ではない通称です。
一般的には「美容室」は比較的新しい言い方で小規模な店舗に使われることが多く「美容院」は伝統的なイメージという違いがありますが、はっきりとした基準はなく施設としては同じです。
まとめ
「美容室」と「美容院」に大きな意味の違いはありませんが「美容院」が辞書に掲載されている一方で「美容室」が載っている辞書は少ないという違いがあります。
どちらでも意味は通じるので好きな方を使ってください。
