この記事では、「八重山諸島」と「先島諸島」の違いを分かりやすく説明していきます。
「八重山諸島」とは?
八重山諸島は、やえやましょとうと読むべき言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となるのでしょうが、沖縄県の石垣市や竹富町等で構成される島の総称的な意味がある八重山の文字に、複数の島の集まりといった意味の諸島の文字を加える事により成立した言葉となっています。
以上の事から八重山諸島は、石垣島や西表島等からなる沖縄県南西部の諸島を示すのです。
「八重山諸島」の言葉の使い方
八重山諸島は、沖縄県南西部にある石垣島や与那国島等で構成される諸島という意味で用いられている言葉となっています。
石垣島を中心とした大小12の有人島と、多くの無人島で構成された諸島に対して、この八重山諸島の言葉が使用されているのです。
「先島諸島」とは?
先島諸島は、さきしましょとうと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事となりますが、本土から見て沖縄本島の先に存在する島という意味を持つ先島の漢字に、多くの島々という意味を有する諸島の漢字を付け足す事で完成した言葉です。
故に先島諸島は、沖縄県の西南部にある諸島の総称を表します。
「先島諸島」の言葉の使い方
先島諸島は、沖縄県の宮古諸島と八重山諸島の総称として使われている言葉です。
本土から見た際に、沖縄本島より先にある諸島という意味で、この先島諸島と呼ばれる様になりました。
「八重山諸島」と「先島諸島」の違い
八重山諸島と先島諸島の漢字表記を見比べると、八重山と先島という漢字の違いがある事を発見可能です。
所が後に続く諸島の漢字は同じであり、どちらも文字通り多数の島の集まりである諸島を意味する言葉となっています。
ただし八重山諸島は、石垣島を中心に竹富島や西表島等で構成された諸島を示すのです。
もう一方の先島諸島は、そんな八重山諸島と宮古諸島を合わせた呼び名となっています。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字が指し示す様に、どちらも諸島を意味する言葉です。
ただし八重山諸島は、石垣島等の12の有人島と多くの無人島で構成された沖縄県南西部の諸島という意味で用いられる言葉となっています。
対する先島諸島は、沖縄県の西南部にある宮古諸島と八重山諸島を合わせて呼ぶ際に利用される言葉です。