この記事では、「キクイムシ」と「シロアリ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キクイムシ」とは?
キクイムシは、木食虫や木食い虫とも記される言葉です。
文字で記されたこの言葉を見れば分かる事でしょうが、木を食べるという意味のキクイの文字に、人類や獣類、鳥類に魚類を除いた小動物の総称的な意味を持つムシの文字を付け足す事で完成した言葉となっています。
そのためキクイムシは、甲虫目キクイムシ科に属している昆虫で木を食べて生活している虫です。
「キクイムシ」の言葉の使い方
キクイムシは文字通り、木や木材を食い荒らす昆虫に対して用いられる言葉となっています。
多くは森林に住んでいるものの、家具等に卵や幼虫が紛れ込み、住宅に入って木材等を食べる害虫に対して駆使される言葉です。
「シロアリ」とは?
シロアリは、白蟻と漢字で書かれる事もある言葉となっています。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、雪の様な色といった意味があるシロの文字に、小型の昆虫の一種といった意味を有するアリの文字を付け足す事で誕生した言葉です。
だからこそシロアリは、昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科の昆虫の総称を表します。
「シロアリ」の言葉の使い方
シロアリは、乳白色で木材を食う害虫を表現する言葉として使われているのです。
もっともアリという名が付いているものの、系統としてはゴキブリに近く、住宅の木材を食べる害虫という意味で使用される事が多い言葉となっています。
「キクイムシ」と「シロアリ」の違い
キクイムシとシロアリの文字表記を見比べれば、使用されている文字の大半が違っている事に気付けるものです。
所がどちらも住宅の木材を食い荒らす害虫を指し示す言葉である点が、ややこしかったりします。
とはいえキクイムシは、甲虫目キクイムシ科の昆虫で褐色系の色合いの虫です。
一方のシロアリは、昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科の昆虫で、白い色をした虫となっています。
まとめ
2つの言葉は文字面は似ていませんが、共に家の木材等を食べる害虫を指し示す言葉です。
ただしキクイムシは、褐色系の色合いで、甲虫目キクイムシ科に属する害虫となっています。
対するシロアリは、乳白色で昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科に属する害虫です。