この記事では、「メバチ」と「キハダ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「メバチ」とは?
「メバチ」はマグロの一種です。
熱帯温帯海域に広く分布しており、関東では流通量が最多の種です。
漢字では「目鉢」や「目撥」と表記され、地方によって「バチ」(関東地方、東北地方)、「メブト」(九州地方)と呼ばれたり、その他「シビ」などの名で呼ばれています。
パッチリとした大きい目が特徴であり、「メバチ」という名前の由来ともなっています。
赤くて柔らかい身を持ち、春から夏に味が落ちる「クロマグロ」に代わり、「メバチ」の需要が高まるそうです。
「キハダ」とは?
「キハダ」はマグロの一種です。
熱帯亜熱帯海域に広く分布しており、日本ではとりわけ関西圏で人気のある種です。
漢字では「黄肌」や「木肌」と表記され、地方によって「キワダ」(東京、和歌山)、「マシビ」(大阪、兵庫、高知)、「ハツ」(高知)、「イトシビ」(高知)、「シビ」(鹿児島)と呼ばれたり、その他「キンヒレ」や「キメジ(木目地)」などの名で呼ばれています。
黄色味を帯びた体色やヒレが特徴であり、「キハダ」という名前の由来ともなっています。
長距離を移動する生態により良質な筋肉が付くことから、身の持つ弾力は刺身が立つと言われるほどです。
「メバチ」と「キハダ」の違い
「メバチ」と「キハダ」の違いを、分かりやすく解説します。
「マグロ」は主に「ミナミマグロ」、「ホンマグロ」、「メバチ」、「キハダ」、「ビンチョウ」の5種に分けられ、最も身の赤色が濃い「ミナミマグロ」から「ビンチョウ」にかけて、身の赤色が薄くなっていきます。
「メバチ」はパッチリとして大きな目が特徴であり、主に関東圏で多く流通している種です。
対して、「キハダ」は黄色味を帯びた体やヒレが特徴であり、主に関西圏で人気のある種になります。
まとめ
「メバチ」と「キハダ」はどちらも「マグロ」の一品種ということでした。