「朴訥」と「口下手」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「朴訥」と「口下手」の違いとは?違い

この記事では、「朴訥」「口下手」の違いを分かりやすく説明していきます。

「朴訥」とは?

「朴訥」「ぼくとつ」と読みます。

意味は、「地味で飾り気がなく、口数が少ないこと」です。

質素で目立たず、余計なことを喋らない、物静かな性格の人を表します。


「朴訥」の言葉の使い方

「朴訥」は名詞・形容動詞として「朴訥だ・である」「朴訥な青年」などと使われます。

「朴」「うわべを飾らない」という意味、「訥」「口ごもってつっかえながら言う」「口が重い」という意味、「朴訥」で、「うわべを飾らず、口数が少ないこと」になります。

中国の歴史書「論語」に記されている「剛毅木訥は仁に近し(ごうきぼくとつはじんにちかし)」ということわざが由来で、意味は「意思が強く、素朴で口数が少ない者こそ、道徳の理想に最も近い者である」になります。


「口下手」とは?

「口下手」「くちべた」と読みます。

意味は「自分の思っていることがうまく言葉にできず、人と話すのが苦手なこと」です。

自分の意見や感情をうまく言葉にできず、誤解を招いたり、きまずい雰囲気になってしまう傾向がある人を表します。

「口下手」の言葉の使い方

「口下手」は名詞」・形容動詞として「口下手だ・である」「口下手な人」などと使われます。

「口+下手」で成り立っている語で、「口」「くち」「くちに出す言葉」という意味、「下手」「ものごとのやり方が巧みでなく、手際が悪いこと」という意味、「口下手」「言葉の選び方が巧みでなく、言いたいことが伝わらないこと」になります。

上記で紹介した「朴訥」との違いは、「飾り気がない」という意味は含まれないという点です。

「朴訥」と「口下手」の違い

「朴訥」「うわべを飾らず、口数が少ないこと」です。

「口下手」「言葉の選び方が巧みでなく、言いたいことが伝わらないこと」です。

まとめ

今回は「朴訥」「口下手」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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