「道楽」と「趣味」の違いとは?分かりやすく解釈

「道楽」と「趣味」の違いとは?違い

同じような意味で使われることが多い「道楽」「趣味」ですが、2つの言葉は具体的にどのような違いで使い分ければ良いのでしょうか。

今回は、「道楽」「趣味」の違いを解説します。

「道楽」とは?

「道楽」とは、「遊びや楽しみのためにやること」を意味する言葉です。


「道楽」の使い方

仕事や役割などやらなければいけないからやっていることではなく、快楽や楽しみを得る目的で自ら進んでやることを「道楽」といいます。

一般的には快楽だけで他の役には立たないといったような否定的なニュアンスを込めて使われることが多く、建設的ではない無駄なことという意味合い用いられる言葉です。

行為に対する見返りは自らの楽しみや心地よさだけであり、人としての成長につながったり知見を高めたりといったような役に立つものを「道楽」とはいいません。


「趣味」とは?

「趣味」とは、「好きな気持ちに従って行われる楽しみ」を意味する言葉です。

「趣味」の使い方

好きな気持ちに従い楽しみを目的にやる行為を指し、やる必要はないがやると楽しい行為を「趣味」といいます。

仕事や義務などやらなければいけないことではなく楽しみのために進んでやる行為が「趣味」ですが、中には仕事の中に楽しみを見出して仕事を「趣味」にする人もいます。

「道楽」と「趣味」の違い

「道楽」「趣味」はほとんど同じ意味で使われますが享楽的で後に何も残らないのが「道楽」、楽しみだけでなく体を鍛えたり知識を深めたりなど役に立つ可能性もあるのが「趣味」という違いで区別されています。

無駄になることをわかっていてお金や時間を浪費して楽しむのが「道楽」、楽しいという気持ちに純粋に従って行われるのが「趣味」という違いもあります。

「道楽」の例文

・『道楽に大金を注ぎ込む』
・『食道楽なのでおいしいものを食べ歩いている』

「趣味」の例文

・『天体観測を趣味にしている』
・『作ったとは思えないほど見事な出来栄えだ』

まとめ

「道楽」「趣味」は基本的な意味は同じですがニュアンスに違いがあります。

微妙な意味合いを正しく理解して使い分けてください。

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