この記事では、「キャベツ」と「芽キャベツ」【めきゃべつ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「キャベツ」とは?
芽が株の中央にあり、結球した野菜を「キャベツ」といいます。
成長すれば葉が大きくなり、食べられる部位が増えていけば収穫し、市場に出回るわけです。
スーパーではほぼ1年を通して見かける野菜ですが、甘みが一層強い春キャベツの場合は9月以降に種を撒き、3月頃に収穫します。
そんな「キャベツ」は頭でっかちという意味があり、フランス語では“caboche”(かぼしゅ)という意味がある野菜です。
主に、西ヨーロッパの環境の厳しい崖で栽培されていたものであり、それが日本の開拓時代に国内に入ってきました。
「芽キャベツ」とは?
茎のつけ根で結球して、大きくなるのが「芽キャベツ」【めきゃべつ】といい、50から90個もの芽が付くのがこの野菜の特徴です。
その姿はまるで子持ちキャベツといい、葡萄のような実がびっしり太い茎が根元にまで付き、1個に食物繊維やビタミンCといった栄養がぎゅっと詰まっているわけです。
苗は8月に植えた後、冬になれば立派なキャベツに成長します。
この野菜が市場に出たのは16世紀のベルギーで、日本には19世紀に国内へ入ってきました。
「キャベツ」と「芽キャベツ」の違い
「キャベツ」と「芽キャベツ」の違いを、分かりやすく解説します。
風に強く、冷涼しい土地でもなる「キャベツ」は、5度という気温が低いときでもひとりでに成長していきます。
-12度になっても耐えられ、葉との間に隙間がなく、ぎゅっと詰まっているものは甘みが強くなるわけです。
そのため、収穫したとき高値が付くのは身が重いものになります。
また、ビタミンUや食物繊維もたっぷり含み、胃酸の不快な症状を改善します。
もう一方の「芽キャベツ」は茎が太くなって成長したとき、50個以上もの丸い球体の芽がびっしり付き、大きく成長していきます。
1月以降の寒い季節に芽がなり、3月には大きく成長して食べられるようになるのです。
収穫が完了するまで実に4ヶ月もの時間を要するのです。
また、キャベツに比べると4倍ものビタミンCが含まれています。
他にはベータカロチンやビタミンBなども豊富に含まれていて、癌予防に効果的です。
まとめ
どちらも葉もの野菜ですが、大きさや実のなり方、栄養分に違いがありますので、異なる点を食べ比べしてみるのもいいでしょう。