この記事では、「やりすぎ」と「過剰」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「やりすぎ」とは?
それ以上やらなくてもいいと思うことを「やりすぎ」といいます。
度を超えていると思うほど人を責めたり、暴力で倒すその行為は行き過ぎであると注意するときに使う言葉です。
使い方としては、「素振りのやりすぎ」といえばもうそれ以上やると腕を痛めるのでやめておいたほうがいいと注意します。
このように、通常では考えられないほど何度もやる行為に対して終わらせた方がいいと伝えるのです。
「過剰」とは?
必要な数よりも多い状態を「過剰」【かじょう】といいます。
「考え方が過剰すぎる」といえば、普通に考えられないほど行き過ぎた考えをしてしまうのです。
また、「生産過剰」といえば造りすぎて在庫があまり、工場も困る状態を指します。
日常的に使われているのが「自信過剰」で、自分が何でも出来る人間だと自慢気に話すところが人から嫌われてしまう原因になるわけです。
「やりすぎ」と「過剰」の違い
「やりすぎ」と「過剰」の違いを、分かりやすく解説します。
もうやらなくてもいいだろうと思うのに、それ以上やってしまう人に対して注意するとき「やりすぎ」といいます。
もういいだろうと思うのに、相手を追い込む言葉をぶつけたり、走らせるといった過酷な事をさせるその行為を指すのです。
もう一方の「過剰」は、意識しすぎる状態を指したり、必要以上に作り出してしまった状況を伝えられます。
この2つの違いは、「やりすぎ」は人の行動を指しますが、「過剰」は数量が多すぎる状態を伝えるときにも使われている言葉です。
「やりすぎ」の例文
・『弟は練習のやりすぎで、いつも野球のことでいっぱいだ』
・『水泳のやりすぎで姉は肩を痛め、大会に出られなかった』
「過剰」の例文
・『この工場はいつも生産過剰で無駄が多いと感じる』
・『自識過剰な彼は嫌われて、最後は孤独死した』
まとめ
行き過ぎた状態を表すときに使う言葉をご紹介しました。
どのような状態を指すか調べて、違いを比較してみるのもいい方法となるでしょう。