おそらく今の時代も似たようなものだと思われますが、昭和の時代の遠足や修学旅行などでは「持参物」に関しての詳細な規定がありました。
例えば、おやつは500円分までとかがそれです。
それでは、この「持参物」とはどういう意味でしょうか。
また、「持ち物」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「持参物」と「持ち物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「持参物」とは?
「持参物」とは、文字どおり「持参するもの」という意味で使われる言葉です。
「持参」とは「持ってくる」ということで、多くの場合は事前に購入したり入手した上で、その場所に持ってくるということになります。
「持ち物」とは?
「持ち物」とは、文字どおり「持っているもの」という意味で使われる言葉です。
一般的には、体につけているものやポケットに入れているもの、カバンに入れているものなどがそれに該当します。
「持参物」と「持ち物」の違い
「持参物」と「持ち物」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、「持っているもの」という部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「持っているもの」が「持ち物」であり、その状態で移動してくる場合にはそれは「持参物」になるということです。
したがって、当然「持参物」の全ては「持ち物」に含まれますが、移動したいない場合にはただの「持ち物」ということになります。
「持参物」の例文
・『持参物の内容に関してはこのリストにあるものが基本になります』
・『スペースが限られているので持参物は50cm以内のカバンのみとしてください』
「持ち物」の例文
・『テストの際の持ち物は鉛筆と消しゴムのみでスマホなどは持ち込めません』
・『持ち物の数の上限は10個です』
まとめ
この記事では、「持参物」と「持ち物」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。