この記事では、「短縮」と「削減」の違いを分かりやすく説明していきます。
「短縮」とは?
「短縮」は「たんしゅく」と読みます。
意味は「時間や距離などの長さを少なくすること」です。
長く続いているものの中味を削ったり省いたりして、短くまとめることを表します。
「短縮」の言葉の使い方
「短縮」は名詞として「短縮する・した」「短縮授業」などと使われます。
「短」は「みじか(い)」とも読み「長さや時間の幅が小さい」という意味、「縮」は「ちぢ(む)」とも読み「間が詰まったり中身が減ったりして小さくなる」という意味、「短縮」で、「長さや時間の幅を、間を詰めたり中身を減らしたりして小さくすること」になります。
「削減」とは?
「削減」は「さくげん」と読みます。
意味は「今あるものの一部を取り除いて少なくすること」です。
現在あるものや決まった数量あるものを、削って元より少なくすることを表します。
「削減」の言葉の使い方
「削減」は名詞として「削減する・した」「予算削減」などと使われます。
「削」は「けず(る)」とも読み「刃物で物の表面を薄く切り取る」から転じて「一部分を取り除いて全体の量を減らす」という意味、「減」は「へ(る)」とも読み「少なくする」という意味、「削減」で「一部分を取り除いて全体の量を少なくすること」になります。
「短縮」と「削減」の違い
「短縮」は「長さや時間の幅を、間を詰めたり中身を減らしたりして小さくすること」です。
「削減」は「今あるものの一部分を取り除いて、全体の量を少なくすること」です。
「短縮」の例文
「短縮」の例文は以下の通りです。
・『本日は短縮4時間授業となります』
・『労働時間短縮の為にノー残業デーを設定する』
・『会社の電話に短縮番号を登録する』
「削減」の例文
「削減」の例文は以下の通りです。
・『経費削減の為にコピーの裏紙を利用する』
・『わが社でも人員削減が行われる』
・『予算削減によりイベントの規模が小さくなる』
まとめ
今回は「短縮」と「削減」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。