「きりたんぽ」と「五平餅」の違いとは?分かりやすく解釈

「きりたんぽ」と「五平餅」の違いとは?違い

この記事では、「きりたんぽ」「五平餅」【ごへいもち】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「きりたんぽ」とは?

ちくわのように穴が開き、うるち米で作った棒状の食品を「きりたんぽ」といいます。

ご飯をよくすり潰し、棒を包み込むようにして付けていき、囲炉裏で焼いてから棒を外すわけです。

食べやすい大きさに切った後は、冬に採れる野菜と煮込んで味を染み込ませて食べます。

新米が収穫したことに感謝と労いの気持ちを込めて作って食べる郷土料理です。

秋田では、寒い日に「きりたんぽ鍋」にして家族や客人に振舞ったり、冠婚葬祭で客に出す場合もあります。


「五平餅」とは?

祭りで男衆や客人に振舞われる料理が「五平餅」【ごへいもち】です。

江戸時代の中期頃に誕生し、子供から大人に振舞うご馳走として「五平餅」がよく出されました。

みなで話をしながら交流もかねて一から作り、楽しい雰囲気作りをしたのです。

現在は観光地で人気の郷土料理として販売されていて、醤油や味噌のタレを付けて食べられています。

うるち米を炊いた後、よく叩いて少し粘り気を出し、棒に付けて焼くと香ばしい香りも楽しめるわけです。

この餅が食べられているのは静岡県、富山県、愛知県などで、主に山間部に古くから伝わる料理です。


「きりたんぽ」と「五平餅」の違い

「きりたんぽ」「五平餅」の違いを、分かりやすく解説します。

うるち米を潰して杉の棒に付けていき、全体的に焼いて鍋に入れるものを「きりたんぽ」といいます。

秋田県でよく食べられているもので、新米ができたことに労いを込めて家族で食べるわけです。

ちくわを長くし、太くしたような形状になっています。

もう一方の「五平餅」は東海地方で食べられている郷土料理であり、多くの人を集めてみなで食べます。

小判型や団子状など色々な形状があり、山間部で作られている料理です。

串にご飯を巻くようにして付けて、醤油や味噌といったタレを塗って焼いたものです。

そして、囲炉裏に立てかけて焼けば香ばしく、甘みが強い餅の味を楽しめます。

まとめ

どちらも郷土料理ですが、形や食べられている場所、調理方法などに違いがありますので、自分なりに異なる点を見比べてみるといいでしょう。

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