この記事では、「ハイキング」と「ピクニック」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
「ハイキング」と「ピクニック」の違い
「ハイキング」とは、健康維持や自然の景色を楽しむために、一定の距離を歩くことです。
「ピクニック」とは、自然の中に出かけて遊んだり、食事を楽しんだりすることです。
どちらも自然の中に出かけるのですが、自然の中に出かける目的が違います。
「ハイキング」の場合は、歩くことが目的です。
健康維持のために歩いたり、自然の景色を楽しんだりするために歩きます。
「ピクニック」の場合は、遊んだり食事をしたりすることを楽しむのが目的です。
日常生活では、自宅や飲食店など建物の中で食事をすることが多くあります。
建物の中でばかり過ごしているとストレスがたまってきます。
そこで、ときに外で食事をします。
「ハイキング」は歩くことが目的、「ピクニック」は外で遊ぶこと、外で食事をすることが目的で、それぞれ目的が違います。
「ハイキング」と「ピクニック」の使い方の違い
どちらも自然の中に出かけることを指していますが、何を目的に自然の中に出かけるのかによって使い方が違います。
歩くことが目的の場合には「ハイキング」を使用します。
歩くのは、主に健康維持や自然の景色を楽しむためです。
遊んだり食事をしたりすることが目的の場合には「ピクニック」を使用します。
「ハイキング」と「ピクニック」の英語表記の違い
「ハイキング」は英語で“hiking”と表現をします。
「ピクニック」が英語で“picnic”と表現をします。
「ハイキング」の意味
「ハイキング」とは、野や山を歩くことです。
健康を維持したり、自然の景色を楽しんだりすることを目的に歩きます。
「ハイキング」で歩く場所は、舗装されていることが多くあります。
岩がゴツゴツしており、傾斜が厳しいようなところではなく、比較的歩きやすくなっています。
そのため、登山のような重装備をせずとも「ハイキング」を楽しむことができます。
また、体力に自信がいない人や高齢者でも楽しむことができます。
そうはいっても、それなりの準備が必要です。
「ハイキング」に適した服装は、動きやすく防寒できるものです。
長距離を歩くので、動きやすさは重要です。
ジーンズとTシャツといった服装では、動きにくく防寒性がよくありません。
アウトドアウエア専門店では、動きやすく、防寒性があり、吸湿速乾性に優れている服が販売されています。
こういった服装を揃えておくとよいでしょう。
「ハイキング」で歩く場所は舗装されていることが多いですが、中には舗装されていない場所もあります。
また、長距離を歩くことにもなるので、歩きやすい靴であることも大切です。
「ハイキング」は歩くことが目的で、食事をすることが目的ではありませんが、動いてエネルギーを多く消費するので、エネルギー補給のための食料を持参するようにします。
「ハイキング」に訪れる人が多い場所には、上高地、那須岳、尾瀬などがあります。
これらの場所は観光地として人気があるため、道に迷いにくい、舗装されているなどの特徴があります。
「ハイキング」の使い方
健康維持、自然の景観を楽しむなどを目的に野山を歩くことを指して使用をします。
どこを歩くのか具体的な場所は意味に含まれていませんが、主に野や山を歩くことをいいます。
近所の遊歩道を歩くことではありません。
「ハイキング」を使った例文
・『明日はハイキングに出かける』
・『ハイキングで着用する衣服を購入する』
・『ハイキングで知り合った友達』
・『ハイキングに行く日は晴れているといいな』
「ハイキング」の類語
「ピクニック」「登山」が類語です。
「登山」は山に登ることです。
「ハイキング」の対義語
対義語はありません。
「ピクニック」の意味
「ピクニック」には、自然が多い場所に出かけて、遊んだり食事を楽しんだりするという意味があります。
「ピクニック」が意味する自然が多い場所とは、野、山、海岸などです。
普段オフィスで仕事をしている人は、あまり訪れない場所です。
日常生活の中では、野や山などで食事をする機会は少ないことでしょう。
たまに野や山などで食事をすると気分転換になり、ストレスの解消にも役立つことが期待できます。
また、外で食事をすると屋内で食事をするよりもおいしく感じられることがあります。
「ピクニック」は、自然が多い場所で遊んだり食事をしたりすることが目的なので、出かけるときには食べるものを持参します。
サンドイッチ、おにぎり、果物、弁当など、持ち運びしやすい食べものを持参することが多いです。
夏場は食品が傷まないように注意が必要です。
ベンチなど座れる場所がないことが考えられるので、レジャーシートなど座るためのものも用意をします。
激しく体を動かすことが目的ではないので、服装は動きやすいものなら特にこだわる必要はありません。
ピクニックをするのに人気の場所は、東京都では新宿御苑、昭和記念公園、葛西臨海公園などがあります。
「ピクニック」の使い方
自然が多い場所で遊んだり、食事をしたりすることを指して使用をします。
自然が多い場所ならどこでもよく、特定の場所を指して使用する言葉ではありません。
「ピクニック」の目的は遊ぶこと、食事をすることで、自然が多い場所に出かけても食事をしないことはいいません。
「ピクニック」では、必ず食事をします。
また、外で食事をするという点では同じですが、飲食店のテラスで食事をすることを指しては使用しません。
「ピクニック」を使った例文
・『ピクニックのためのお弁当を準備する』
・『明日はピクニックに出かける』
・『明日のピクニックは晴れているといいな』
・『家族でピクニックに出かける』
「ピクニック」の類語
「ハイキング」が類語です。
「ピクニック」の対義語
対義語はありません。
まとめ
外に出かけることを意味する2つの言葉ですが、何を目的に外に出かけるのかという点に違いがあります。
「ハイキング」は歩くこと、「ピクニック」は遊ぶこと、食事をすることを目的にしています。