この記事では、“introduce”と“implement”の違いを分かりやすく説明していきます。
「introduce」とは?
“introduce”には、6つの意味があります。
1つめは、人を引き合わせるです。
彼氏を両親にあわせたいと考えて、自分の家に彼氏を連れて行き、両親にあわせました。
これは、彼氏を紹介するともいうことができます。
“introduce”は人に紹介する、引き合わせるという意味を持つ言葉です。
2つめは、導き入れる、手ほどきするです。
手ほどきとは、学問や技術などの初歩的なことを教えることです。
たとえば、ピアノをやったことがない人に対して、ピアノの初歩的なことを教えるなどをいいます。
3つめは、新しい物を持ち込む、商品を売り出すです。
コンビニでは、毎週のように新しい商品が登場して、コンビニの店頭に並べられています。
これは、新商品を売り出すということができます。
4つめは、物語や行事をはじめるです。
物語のはじまりの部分は導入部ということがあります。
このことから、“introduce”は導入部になるという意味も持っています。
5つめは、学説などを発表する、会話に持ち出すです。
何度も話していることではなく、初めて話すことを意味しています。
6つめは、中に差し入れるです。
本のページの中に絵を入れたり、液体を注ぎ入れたりなど、物を入れることを意味しています。
「introduce」の使い方
もともとの意味は「中に導く」です。
そこから意味が広がって、紹介する、手ほどきする、物事をはじめるなどの意味になります。
中に導くようなことについて使用する言葉です。
“introduce”は動詞です。
「implement」とは?
“implement”には、名詞の意味と動詞の意味があります。
名詞の意味は、道具、用具、手法です。
道具や用具は、何かをするためのものです。
手法はやり方のことです。
動詞の意味は2つあります。
1つめは、道具や手段などを提供するです。
道具や手段などを役立ててもらうために出すことをいいます。
2つめは、実行するです。
計画や政策などを実際に行うことをいいます。
「implement」の使い方
“implement”には、もともと「満たす方法」という意味があります。
道具や手段は、何かを満たすためのものです。
道具や手段などを提供することは、提供した相手に何かを満たしてもらうためのものです。
「introduce」と「implement」の違い
“introduce”には会話を持ち出すという意味があり、会話を提供するといえなくもありません。
“implement”には提供するという意味があり、“introduce”と意味が似ているようですが、同じことを指しているのではありません。
“introduce”は中に導くという意味があります。
提供するには、役立ててもらうために差し出すという意味がありますが、“introduce”には役立ててもらうためにという意味は含まれていません。
一方、“implement”は、役立ててもらうための方法や満たすための方法を意味しています。
まとめ
やや意味が似ているように感じる2つの言葉ですが、もともとの意味はそれぞれの言葉で異なります。